【高松宮記念/追い切り診断】想定“10人気”前後に高評価 「前走以上の気配でもう一丁」

 

【高松宮記念/追い切り診断】想定“10人気”前後に高評価 「前走以上の気配でもう一丁」

■ファストフォース

【中間調整】2021年のCBC賞(開催は小倉)を逃げ切り、1分6秒0という芝1200m日本レコードを樹立。しかしその後は重賞勝ち鞍がなく、GIでは過去15着、9着、10着と壁に跳ね返されてきた。しかし前走・シルクロードSで10番人気ながらナムレクレアにアタマ差2着と健闘し、復調気配は感じられるところだ。前走後は数日手元に置いてケアを施し、目立った反動がないことを確認したうえで高松宮記念を念頭に短期放牧。2月中旬に帰厩し、プールと坂路を併用するいつも通りの調整が続いている。3月に入ってから徐々に時計を詰め、ジワッと闘志に着火。並行して先行、追走と異なるパターンの併せ馬をこなすことによって、ひと息に走り切るのではなく、途中で息を入れる感覚を涵養している。1週前には体重の軽い小崎騎手が騎乗したとはいえ、坂路4F50秒3(一杯)と自己ベストタイの時計をマーク。そもそも数字は出るタイプだが、やはり体調万全だからこそだろう。

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【最終追い切り】昨秋セントウルS、前走と好走例が続いている木曜追いを今回も踏襲。この馬を手の内に入れている団野大成騎手が、坂路併せ馬でこれまでの練習成果を確かめるような内容となった。序盤は馬の後ろで古馬1勝クラスの後ろにつけて折り合うと、満を持しての仕掛けにスパッと反応し2馬身ほどの先着を果たしている。

【見解】帰厩最初の調教で、時計こそ平凡ながらさっそく併せ馬をこなせたあたり前走のダメージからの順調な回復ぶりが感じられる。1週前坂路追いで自己ベストタイを出したがラスト2F12秒0-11秒7と加速ラップで締めくくっており、再三の併せ馬で息を入れる感覚、脚を溜める感覚がしっかり身に付いたようだ。最終追いも馬の後ろでしっかり我慢し、団野騎手との息はぴったり。前走以上の好気配と言え、これならもう一丁はある。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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