第53回高松宮記念（GI、芝1200m）の枠順が24日、発表された。
シルクロードSで重賞3勝目を挙げたナムラクレアは7枠15番、GI初制覇の期待がかかるメイケイエールは3枠5番、4連勝で阪急杯を制したアグリは6枠12番、約1年3カ月ぶりに復帰する2021年のスプリンターズS覇者ピクシーナイトは6枠11番、前年覇者のナランフレグは3枠6番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■差しが穴を開ける4枠
上位人気が予想されるナムラクレアが入った7枠は【1.1.1.26】勝率3.4％、連対率6.9％、複勝率10.3％。ダノンスマッシュが2021年に2番人気で優勝したが、19年は1番人気で4着、2番人気モズスーパーフレアは15着に沈んでいる。
しかし、2019年は良馬場での開催であり、過去10年では【0.0.1.10】と良馬場限定で不振。日曜中京は雨予報で馬場悪化の可能性が高く、今年は“好枠”になるか。
［高松宮記念］過去10年の枠順傾向
こちらも上位人気が予想されるメイケイエールが入った3枠は【2.1.0.17】勝率10.0％、連対率・複勝率15.0％と2勝。しかし、2020年の3番人気ダノンスマッシュは10着、18年の1番人気レッドファルクスは8着と、5年連続で馬券に絡んでいないのは気がかりだ。
優勝例はないが、複勝率トップタイは【0.2.4.14】の4枠。昨年は1番人気レシステンシアが6着に敗れたが、2019年には17番人気ショウナンアンセムが3着、18年には10番人気ナックビーナスが3着と2桁人気が好走している。馬券に絡んだ6頭すべてが差しであり、今年4枠に入ったヴェントヴォーチェとロータスランドは脚質もクリア。穴馬候補として推奨したい。
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文●SPREAD編集部
