26日に中京競馬場で行われる第53回高松宮記念(GI、芝1200m)の過去10年データを紹介する。
シルクロードSで重賞3勝目を挙げたナムラクレア、GI初制覇の期待がかかるメイケイエール、4連勝で阪急杯を制したアグリ、約1年3カ月ぶりに復帰する2021年のスプリンターズS覇者ピクシーナイト、前年覇者のナランフレグらが出走予定。
ここでは予想のヒントとなる「前走ローテ」を分析していく。
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■阪急杯組は6着以下でも好走
過去10年、最多4勝は【4.2.1.23】の前走・シルクロードS組だが、昨年は2番人気メイケイエールの5着、2021年は16番人気トゥラヴェスーラの4着が最高着順。昨年は前走・オーシャンS2着のナランフレグが優勝、2着に前走・京都牝馬S1着のロータスランド、3着に前走・オーシャンS6着のキルロード。2021年は前走・香港スプリント1着のダノンスマッシュが優勝、2着に前走・阪急杯1着のレシステンシア、3着に前走・阪急杯4着のインディチャンプと、近年の臨戦過程は多様化している。

[高松宮記念]過去10年の前走ローテ
シルクロードS【4.2.1.23】勝率13.3%、連対率20.0%、複勝率23.3%
阪急杯【3.2.3.38】勝率6.5%、連対率10.9%、複勝率17.4%
オーシャンS【1.2.5.54】勝率1.6%・連対率4.8%、複勝率12.9%
香港スプリント【1.0.1.2】勝率・連対率25.0%、複勝率50.0%
チェアマンズスプリントプライズ【1.0.0.0】勝率・連対・複勝率100%
京都牝馬S【0.2.0.4】勝率0.0%、連対率33.3%、複勝率33.3%
阪神C【0.1.0.7】勝率0.0%、連対・複勝率12.5%
フェブラリーS【0.1.0.5】勝率0.0%、連対・複勝率16.7%
距離別で見ると、前走・1200m組は【7.4.7.87】、前走・1400m組は【3.5.3.50】。アベレージで言えば前走・1400m組も悪くなく、阪急杯組を中心に、京都牝馬S組、阪神C組が活躍。今年は前走・阪急杯1着のアグリ、同2着のダディーズビビッド、前走・京都牝馬S3着のロータスランドらが該当する。
阪急杯組は6着以下でも好走例があり、2019年は阪急杯で1番人気7着だったミスターメロディが本番で3番人気1着。2020年は阪急杯で3番人気7着だったクリノガウディーが、結果的に4着降着となったが、本番で15番人気ながら1位入線した。今年は阪急杯で1番人気7着に終わったグレナディアガーズの巻き返しに警戒したい。
なお、前走・香港スプリント組は、昨年1番人気のレシステンシアが6着に敗れたが、2021年は2番人気のダノンスマッシュが優勝、17年は1番人気のレッドファルクスが3着。レッドファルクスは12着からの巻き返しであり、5着だったメイケイエールの戴冠はあっていい。
もう1頭、2年前の香港スプリントで落馬により故障、1年3カ月ぶりとなるピクシーナイトもいるが、過去本競走では半年以上の出走例がなく、データ上は判断できない。
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文●SPREAD編集部










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