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【オークス/追い切り診断】ハーパーを上回る「A」の高評価 「桜花賞以上の迫力とメリハリ」

【オークス/追い切り診断】ハーパーを上回る「A」の高評価 「桜花賞以上の迫力とメリハリ」

■コナコースト

【中間調整】チューリップ賞でハナ差の2着。そして迎えた前走・桜花賞では道中2番手から直線ではペリファーニアと追い比べの形で抜け出し先頭ゴールインをうかがう勢い。しかし後方から猛然と追い込んできたリバティアイランドの切れに屈し、悔しい2着まで。単に相手が悪かっただけで例年なら桜花賞馬はこの馬だったはずだ。

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その後はノーザンファームしがらきへ短期放牧に出され4日に栗東へ帰厩。6日の初時計でさっそく坂路2F13秒3-12秒9(馬なり)と軽快な伸びを示したあたり、外厩での調整は相当順調だったようだ。1週前のCW併せ馬では序盤から意識的に速いラップを刻み、目標とした準オープン馬をキャッチアップ。直線半ばでいったん相手が前に出るが慌てず対応し、結局手応え圧倒でクビほどの先着を果たしている。CW5F65秒3は文句なしの自己ベスト。

【最終追い切り】1週前の調整が実質の最終追い。レース当週は坂路単走。自厩舎の馬を前に見ながら体を併せにいかず、じっと我慢をさせる内容となった。ややモタれ気味ではあったが、許容範囲。前の馬を追いかけ過ぎることなく、いいテンションを維持して登坂すると、ラストは滑らかにギアを上げ、加速ラップで締めくくっていた。

【見解】1週前にCWでハードな併せ馬をこなし、当週は坂路で流すというこれまでのルーティンをきっちり踏襲。1週前で見せた動きは桜花賞時以上に迫力とメリハリがあり、繰り返しになるが外厩でのケアが相当うまくいったのだろう。気配は高値安定。どんなコース、流れでも好走できる高い競馬センスと脚力を存分に発揮できる状況は整っている。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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