■ドゥアイズ
前走の桜花賞は、中団のラチ沿いで脚を溜めると、迎えた直線でジリジリと差を詰めてリバティアイランドの5着。直線で前の馬を捌くのにやや手こずった印象で、もう一列前で競馬をしていたら複勝圏内まであったかもしれない。勝ち馬は別として、他の上位勢と脚力の差はないと言っていい。
◆【オークス2023予想/穴馬アナライズVol.1】想定オッズ“40倍”以上の妙味 「前走で見限るのは早すぎる」
昨年12月の阪神ジュベナイルFでは3着に好走し、さらにこれまでGIIIで2度の2着があるなど、1勝馬の身でありながら一線級を相手に常に上位争いを繰り広げてきた。その一方で勝ち味に遅く、あとひとつ決め手が足りない印象だが、必ず伸びてくる安定感は魅力的だ。
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中間は短期放牧へ。コンスタントに使われているが疲れもなく、体調はさらに上向いてる。長くいい脚を使うタイプで、タフな流れになればさらに良さが活きそう。さらに血統や馬体から、距離延長もプラスに働く可能性が高い。実績とオッズの乖離が大きく、相手の1頭には必ず組み込んでおきたい存在だ。
◆【オークス2023予想/追い切り診断】連対率100%の実力馬に最高評価「S」 「2400m戦も問題なくこなせそう」
▼その他、穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】想定オッズ“40倍”以上の妙味 「前走で見限るのは早すぎる」
◆【穴馬アナライズVol.2】単勝“14人気”前後の爆穴 「ポテンシャルは他馬にもヒケを取らない」
◆【危険な人気馬】連対率100%の有力馬は“消し” 「今回のレースに不向きな脚質」
オークス(優駿牝馬)2023予想コラム一覧
▼騎手データ
◆【騎手データ】リバティアイランド・川田に“連対率0%”も軸候補 買いは連対率80%のオークス男
▼追い切り診断
◆【追い切り診断】コナコーストに迫る高評価「A」 想定“7人気”前後が「人馬一体といった雰囲気」
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◆【追い切り診断】ハーパーを上回る「A」の高評価 「桜花賞以上の迫力とメリハリ」
◆【追い切り診断】連対率100%の実力馬に最高評価「S」 「2400m戦も問題なくこなせそう」
▼データ攻略
◆【データ攻略】牝馬三冠馬も該当する「2.1.0.0」 “不安要素ほぼゼロ”で挑む樫の女王の座
◆【データ攻略】前走・重賞勝ち馬はノーマーク禁物 “1分58秒台”が証明するGI激走率6割超
◆【データ攻略】「28戦11勝」で目論むリバティアイランド超え “最強のジョーカー”がひと泡吹かす
◆【データ攻略】想定“2桁”人気に「1.2.0.0」 GI馬と接戦演じた舞台で波乱の立役者になる
◆【WIN5予想】メインは“リバティアイランドに迫る”末脚自慢も候補 新潟11Rはダ経験馬で「一点突破」
▼血統傾向
◆【血統傾向】距離延長で重賞好走馬に食指 種牡馬データが示す「スタミナ」に期待
◆【血統傾向】才能開花で“2桁”人気が復活の予感 連敗の重賞馬が大波乱を演出する
▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】桜花賞馬・リバティアイランドは連対率0%の“鬼門”に 3年連続馬券内に伏兵が入る
◆【前走ローテ】桜花賞組の最多7勝がリバティアイランド「三冠」後押し フローラS組に“伏兵”あり
◆【脚質傾向】優勝候補は“4角7番手”以下の差し 2、3着には伏兵の先行馬が粘る歴史あり
◆【人気傾向】狙うは「ヒモ荒れ」の単勝“2桁”人気 連敗中の1人気に馬券内率75%超
著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。