【フェブラリーS/追い切り診断】オメガギネスに迫る「A」の高評価 「万全、距離短縮にはちょうどいい気合」

 

【フェブラリーS/追い切り診断】オメガギネスに迫る「A」の高評価 「万全、距離短縮にはちょうどいい気合」

■ウィルソンテソーロ

【中間調整】昨年地方交流重賞で3連勝と一気に力をつけた馬。久々の中央レース参戦だった2走前のチャンピオンズCは12番人気という低評価に反発し、出遅れながらメンバー最速の脚を使ってレモンポップの2着に入る。そして前走・東京大賞典では一転、逃げの手に出て2着。世界最強ウシュバテソーロに冷や汗をかかせる大健闘だった。

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その後短期放牧を挟み、サウジCの招待を待ちつつ調整。選に漏れたことがサウジ側より1月末に通告され、目標をフェブラリーSに切り替え調整が進んでいる。ある程度織り込み済みではあったようで、調整ペースのリズムはそこまで狂わず。1週前のウッド併せ馬は全体時計こそ遅いが、ラストは気合十分に加速できていた。

【最終追い切り】レース当週の追い切りにも武士沢騎手が騎乗し、ウッドで併せ馬。外の先導馬に対しコーナーワークで取り付いていと、そこで気持ちが入り過ぎたのか、手前の変換に一瞬手間取ってしまう。それでも直線半ばからの加速には目を惹くものがあり、楽々1馬身の先着を果たした。いかにも体調が良さげな脚捌きだった。

【見解】サウジ行きのプランが空振りとなったが、馬的には我関せずなのか、しっかり気持ちが入った動きができている。気合が入り過ぎかなとも思える場面もあるにはあるが、距離短縮の一戦を走るにあたってはちょうどいいぐらいかもしれない。健康状態にまったく不安なし。ドバイWCの招待は届いており異国の地でウシュバテソーロとの再戦濃厚だが、フェブラリーSを叩き台とする雰囲気は感じられない。万全。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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