第29回秋華賞(10月13日/GI・京都芝2000m)は春の実績馬に注目が集まり、人気サイドでの決着というのが大方の見立てだ。実際、過去10年でも3連単で10万円以上の配当がなく、比較的堅めなレースと言える。しかし、それでも過去10年中7回の3連単は万馬券。人気の1角崩しは何度も起きている、今年も穴馬台頭に期待だ。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「ミアネーロ」を取り上げる。
◆【秋華賞2024予想/穴馬ライズvol.1】前日“10人気”前後が前走惨敗から巻き返し 晩成血統が示した「急成長の証」
目次
■ミアネーロ
秋始動戦となった前走の紫苑Sでは、四角8番手から直線でよく追い込み、先に抜けだした勝ち馬クリスマスパレードの2着に好走。コースレコードが出るほどの前有利の高速馬場だったため、わずかに前を捕えるまでに至らなかったものの、上がりはメンバー最速。敗れはしたが、負けて強しの競馬だった。
この中間は栗東に滞在し、9日には美浦から駆けつけた主戦の津村騎手を背に、同じく栗東で調整をしているステレンボッシュらと3頭併せ。最後方からスタートを切ると、最後は手応え優勢のまま、ステレンボッシュと同入、モスクロッサーには半馬身先着を果たしている。ひと叩きされて調子は上向きだ。
前走は内をうまく立ち回る器用さを見せており、トリッキーな京都内回り2000mでもこの機動力が活きる可能性は十分。さらに2枠2番という超好枠を引き当てたこともプラス材料だ。桜と樫の女王2強に注目が集まっているが、これに割り込むシーンまであっていい。
秋華賞2024 予想コラム一覧
特集
◆【秋華賞2024特集】出走予定・枠順、予想オッズetc. 「ステレンボッシュvsチェルヴィニア、二冠制覇なるか」お役立ち馬券攻略ガイド
◆【一覧】芸能人・予想家の「秋華賞2024」本命・注目馬予想まとめ 秋GI再スタート、スプリンターズS的中者も要チェック
◆【一覧】「秋華賞2024」大口投票パトロール チェルヴィニアに「100万円超」連発で前売り盛況 単勝オッズ2桁に複勝“210万円”も
◆“GI初制覇”のトレンドは秋華賞も続くのか? ダノンデサイルは半世紀ぶりのダービー・菊2冠に挑む【記録から読み解く秋GI展望】
◆【高配当メソッド】3人気以内が毎年連対も3連単に妙味 「馬券内率40%」該当は想定“10人気以下”
追い切り評価
◆【追い切り診断】パワーアップぶり顕著で「S」の最高評価 滑らかなコーナリングと豪快な伸びに「盤石の状態」
◆【追い切り診断】チェルヴィニアに迫る高評価 「前走からさらに上昇」の攻め気配で勝ち負け十分
◆【追い切り診断】有力一角に辛口「B」評価 これまでと違い素軽さ欠き「手応え劣勢」で案外な動き
データ分析・過去10年傾向
◆【枠順】ステレンボッシュが「6.0.0.7」ピンかパーの枠に “馬券内率52.6%”該当は伏兵2頭
◆【データ攻略】人気ガタ落ち実力馬に「2.0.1.0」 極上の馬場適性で“2強崩し”に虎視眈々
◆【データ攻略】前走オークス組2頭の「買い or 消し」 アーモンドアイら三冠馬目白押しの「6/6」該当は?
◆【全頭診断】チェルヴィニアに“バグッた数字”該当で鉄板級か 前哨戦勝ち馬には「0.0.1.3」の黄色信号
◆【秋華賞2024】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ
◆【血統展望】2強対決も印回したい“ロマン枠” 「平坦中距離で一発期待の配合パターン」
◆【前走ローテ】直行組も前哨戦組も“実績”がキーポイント 馬券内率「44.4%」を誇る期待のステップ
穴馬予想
◆【穴馬アナライズ】前日“10人気”前後が前走惨敗から巻き返し 晩成血統が示した「急成長の証」
◆【危険な人気馬】前走快勝も「0.1.1.26」該当で“消し” 4回続く「トライアル勝利→本番敗戦」の鞍上にも懸念
マイルチャンピオンシップ南部杯/府中牝馬ステークス2024 予想コラム一覧
◆【MCS南部杯/3連単36点】調教で“併走遅れ”レモンポップの評価は 「一発逆転」狙うなら人気盲点のJRA所属馬