20日に東京競馬場で行われる第39回・フェブラリーS(GI、ダ1600m)のデータを紹介する。
ディフェンディングチャンピオンとして連覇に挑むカフェファラオ、前哨戦の根岸Sを快勝したテイエムサウスダン、東海S覇者スワーヴアラミスに加え、JBCスプリントを勝利したレッドルゼル、白毛馬ソダシなどバラエティー豊富なメンバーが出走する。
ここでは過去10年のレース結果を基に予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。
◆【フェブラリーステークス2022予想/追い切り診断】リベンジ目論む有力馬に不満の低評価「B」 陣営の“思惑”は「次戦の大一番」か
■3年連続優勝は1番人気
過去10年の上位人気馬を読み解くと、1番人気は【4-2-2-2】で、勝率40.0%、連対率60.0%、複勝率80.0%となっており、ここ8年連続で馬券に絡んでいる。昨年のカフェファラオ、20年のモズアスコット、19年のインティと3年連続して優勝しており、1番人気には注意が必要だろう。
一方、2番人気は【2-2-1-5】と勝率20.0%、連対率40.0%、複勝率50.0%と1番人気に続く2勝を挙げているものの、ここ2年間は馬券に絡むことができていない。特に20年に連覇がかかったインティが14着と大きく期待を裏切る結果になった。
また、単回収率3023%という圧倒的な数値を記録しているのは16番人気である。一昨年は単勝オッズ142.6倍だったケイティブレイブが2着に好走し、14年にはコパノリッキー(単勝272.1倍)が逃げ切り勝ちを収め、3連単の配当は90万超を記録した。また、ここ10年は毎年5番人気以下が馬券に絡むので下位人気にも警戒が必要だ。
今年は、昨年の覇者であるカフェファラオ、JBCスプリントを制したレッドルゼルが人気を分け合いそうだ。その次にソダシが3番人気になりそうだ。過去10年の人気傾向から良績を集めている1・2番人気を素直に信頼し、下位人気の好走も想定しておくことが馬券攻略のヒントとなりそうだ。
▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】人気のレッドルゼルは“赤枠”に入る 奪還狙うインティは好枠からのスタート
◆【血統傾向】昨年と一転、必勝ローテで挑む単回収値「291」の配合馬
◆【脚質傾向】連覇狙うカフェファラオに「黄信号」 府中得意も“末脚不発”の可能性あり
◆【前走ローテ】ソダシが再びダートに挑戦も高い壁、注目すべき好走条件とは
フェブラリーステークス2022予想コラム一覧
▼追い切り診断
◆【S評価】上位人気馬を上回る最高評価「S」は充実一途の伏兵馬 攻めの姿勢で「勝ち負け可能」
◆【A評価】自己ベスト更新の人気馬に高評価「A」 時計や気迫は申し分なく「反撃必至」
◆【A評価】“純白の女王”ソダシに高評価 厩舎流ハードトレで「大きく変わってきても驚けない」
◆【B評価】リベンジ目論む有力馬に不満の低評価「B」 陣営の“思惑”は「次戦の大一番」か
▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】想定オッズ“20倍”前後 「初マイルがハマる可能性あり」
◆【穴馬アナライズVol.2】単勝“下位人気”の爆穴 「ムラ駆けの馬が一発の予感」
◆【穴馬アナライズVol.3】実績上位も“伏兵”扱い 「この相手なら好勝負できる」
◆【危険な人気馬-前編】上位人気の一角は“消し” 砂の王座決定戦で「買うべきではない」1頭とは
◆【危険な人気馬-後編】人気馬を上回る“馬場適性”を持つ「爆穴」を本命視 恵みの雨で「22年前の再現」へ
▼データ予想
◆【データ攻略-前編】人気馬2頭に襲い掛かる「勝率0%」の鬼門 今年最初のGIは“波乱の可能性”
◆【データ攻略-後編】推定8人気前後の“惑星”に食指 条件好転で「馬券内率100%」の“鉄板”
◆【騎手データ】前日オッズ20倍前後でも侮れない人馬 条件合致で連対率“60%超”に上昇
文・SPREAD編集部