【フェブラリーS/騎手データ】前日オッズ20倍前後でも侮れない人馬 条件合致で連対率“60%超”に上昇

20日は東京競馬場で今年最初のGI・フェブラリーS(GI、ダ1600m)が行われます。

今回は2000年以降の過去データ(2003年の中山開催を除く)をもとに、フェブラリーSの気になる騎手データを見て行きます。

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■フェブラリーSはC.ルメール騎手を中心視

今年のフェブラリーSに騎乗する騎手の中で過去騎乗経験があるのは14名。各騎手の騎手データは次の通りです。

[2000年以降]フェブラリーSの騎手別成績(2003年の中山開催を除く)

さて、フェブラリーSの騎手データですが、騎手ごとの現実を突きつけられる厳しいデータとなりました。というのもの、着順と人気のバランスに優れ、かつ優秀な連対率を記録できている騎手が見当たりません。GIで連対するのがどれだけ大変かがデータからも分かります。着順と人気のバランスは岩田康誠騎手が優れるものの、連対率は18.2%ですから、軸にするにはやや心もとない数値です。

連対率も考慮した場合、今回真っ先に取り上げなければならないのがGIハンターであり、昨年の全国リーディングでもあるC.ルメール騎手。2009年のカネヒキリ、2016年のノンコノユメと1人気で取りこぼしたこともありますが、2020年はモズアスコット(1人気)、2021年はカフェファラオ(1人気)を勝利に導いています。また【C.ルメール騎手】×【6歳馬】の組み合わせは過去【1-1-0-1】と連対率が66.7%に上昇する熱いデータも見つかります。

今年のフェブラリーSで同騎手が跨るのが前日15時時点で7人気の6歳牝馬テオレーマ(牝6、栗東・石坂公一厩舎)。熱い組み合わせに該当する以上、軽視は禁物です。

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■M.デムーロ騎手は勝率、連対率とも優秀

続いてデータを見て行くのがフェブラリーSで優秀な成績を残すM.デムーロ騎手です。2011年のフリオーソ(3人気2着)、2016年のモーニン(2人気1着)、2017年のゴールドドリーム(2人気1着)とこれまで3度の連対がありますね。2019年のオメガパフューム(3人気10着)、2020年のデルマルーヴル(8人気15着)の着順が響き、人気に比べると着順の落ち込みが目立ちますが、高い数値を思えば許容範囲でしょう。

同騎手はフェブラリーSで前日15時時点で10人気の9歳牡馬エアスピネル(牡9、栗東・笹田和秀厩舎)に騎乗予定。昨年の2着馬ながら低い人気に甘んじているエアスピネルを人気以上の着順に導けるのか注目です。

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■武豊騎手は人気次第か

最後に全騎手の中で最多となる4勝を挙げる武豊騎手のデータも見て行きましょう。2006年のカネヒキリ(1人気)、2008年のヴァーミリアン(1人気)、2015年のコパノリッキー(1人気)、2019年のインティ(1人気)で見事に勝利。さすがレジェンドという活躍ぶりです。

ただし、いずれも1番人気での勝利であり、2番人気以下ではやや心もとない数値が出ていることには注意が必要。ちなみに【武豊騎手】×【1番人気】の組み合わせは過去【4-0-0-1】の勝率80%。1番人気に推されるようならほぼ鉄板級と言えますね。

さて、今年のフェブラリーSで同騎手が跨るのが前日15時時点で8人気の8歳牡馬インティ(牡8、栗東・野中賢二厩舎)。3年前の優勝馬ですが、さすがに当日1番人気に推されることはなさそうで、データ上は厳しいかもしれません。

以上、フェブラリーSの気になる騎手データを見て行きました。今年のフェブラリーSは過去のレースであまり結果を残せていない川田将雅騎手、福永祐一騎手、吉田隼人騎手が跨る馬が人気です。一方、結果を残せている騎手が人気のない伏兵馬に騎乗しますので、そこから手広く流す作戦が有効かもしれません。

今回のデータ注目騎手は熱いパターンに該当するC.ルメール騎手。C.ルメール騎手&テオレーマを軸に馬連やワイドで勝負するとレースを楽しめそうです。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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