【フェブラリーS/脚質傾向】連覇狙うカフェファラオに「黄信号」 府中得意も“末脚不発”の可能性あり

 

【フェブラリーS/脚質傾向】連覇狙うカフェファラオに「黄信号」 府中得意も“末脚不発”の可能性あり

20日に東京競馬場で行われる第39回・フェブラリーS(GI、ダ1600m)のデータを紹介する。

ディフェンディングチャンピオンとして連覇に挑むカフェファラオ、前哨戦の根岸Sを快勝したテイエムサウスダン、東海S覇者スワーヴアラミスに加え、JBCスプリントを勝利したレッドルゼル、白毛馬ソダシなどバラエティー豊富なメンバーが出走する。

ここでは過去10年のフェブラリーSの結果を基に予想のヒントになる「脚質傾向」を分析していく。

◆【フェブラリーステークス2022予想/追い切り診断】上位人気馬を上回る最高評価「S」は充実一途の伏兵馬 攻めの姿勢で「勝ち負け可能」

【フェブラリーS/追い切り診断】上位人気馬を上回る最高評価「S」は充実一途の伏兵馬 攻めの姿勢で「勝ち負け可能」

【フェブラリーS/追い切り診断】上位人気馬を上回る最高評価「S」は充実一途の伏兵馬 攻めの姿勢で「勝ち負け可能」

■昨年覇者は位置取りが鍵

過去10年、逃げ【1-0-0-9】、先行【4-2-1-32】、差し【3-6-6-46】、追込【2-2-3-41】と中団で競馬を進めた馬の好走が目立つが、なかでも差し脚質は3勝を挙げ、連対数も9回と好成績を収めている。

また、上がり3Fの順位ごとの成績は以下の通り。

・1位 【2-5-3-2】 勝率16.7%、連対率58.3%、複勝率83.8%
・2位 【1-1-1-6】 勝率11.1%、連対率22.2%、複勝率33.3%
・3位 【3-0-4-4】 勝率27.3%、連対率27.3%、複勝率63.6%
・4、5位 【4-3-1-19】 勝率14.8%、連対率25.9%、複勝率29.6%
・6位~ 【0-1-1-97】 勝率0.0%、連対率1.0%、複勝率2.0%

このように「上がり最速馬」が複勝率80%超と好成績を収めており、昨年2着のエアスピネル、2020年3着サンライズノヴァ、19年2着ゴールドドリーム、18年1着ノンコノユメ、17年3着カフジテイク、16年2着ノンコノユメと6年連続で馬券に絡んでいる。

また、フェブラリーSはリピーターが多いレースとなっているが、リピーターとして好走した馬はいずれも上がり3Fで上位3位までに入る末脚を持っていた。逃げ、先行脚質で大成したコパノリッキーも13年の当レースにおいては上がり3位タイの末脚をマークしており、ポジション関係なく上がりを使える馬にリピーターとしての資格がある。昨年の覇者・カフェファラオは近走で速い上がりの末脚を使えておらず、行き足がつかない場面も多くみられるだけにポジションがなかなか定まらない。昨年は道中3番手から上がり3位タイの末脚を繰り出して勝利していたが、今年は先行馬も多く、昨年とは異なる位置取りとなることも想定されるため末脚不発の可能性もある。

ここは各馬の脚質から「レース展開」を見極め、上がり3位で上位のタイムをマークできる馬を見つけることが的中のヒントに繋がりそうだ。

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】人気のレッドルゼルは“赤枠”に入る 奪還狙うインティは好枠からのスタート

【フェブラリーS/枠順】人気のレッドルゼルは“赤枠”に入る 奪還狙うインティは好枠からのスタート

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◆【血統傾向】昨年と一転、必勝ローテで挑む単回収値「291」の配合馬

【フェブラリーS/血統傾向】昨年と一転、必勝ローテで挑む単回収値「291」の配合馬

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◆【前走ローテ】ソダシが再びダートに挑戦も高い壁、注目すべき好走条件とは

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◆【人気傾向】GI開幕戦は波乱傾向、1人気を素直に信頼も警戒が必要なのは

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フェブラリーステークス2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【S評価】上位人気馬を上回る最高評価「S」は充実一途の伏兵馬 攻めの姿勢で「勝ち負け可能」

◆【A評価】自己ベスト更新の人気馬に高評価「A」 時計や気迫は申し分なく「反撃必至」

◆【A評価】“純白の女王”ソダシに高評価 厩舎流ハードトレで「大きく変わってきても驚けない」

◆【B評価】リベンジ目論む有力馬に不満の低評価「B」 陣営の“思惑”は「次戦の大一番」か

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】想定オッズ“20倍”前後 「初マイルがハマる可能性あり」

◆【穴馬アナライズVol.2】単勝“下位人気”の爆穴 「ムラ駆けの馬が一発の予感」

◆【穴馬アナライズVol.3】実績上位も“伏兵”扱い 「この相手なら好勝負できる」

◆【危険な人気馬-前編】上位人気の一角は“消し” 砂の王座決定戦で「買うべきではない」1頭とは

◆【危険な人気馬-後編】人気馬を上回る“馬場適性”を持つ「爆穴」を本命視 恵みの雨で「22年前の再現」へ

▼データ予想
◆【データ攻略-前編】人気馬2頭に襲い掛かる「勝率0%」の鬼門 今年最初のGIは“波乱の可能性”

◆【データ攻略-後編】推定8人気前後の“惑星”に食指 条件好転で「馬券内率100%」の“鉄板”

◆【騎手データ】前日オッズ20倍前後でも侮れない人馬 条件合致で連対率“60%超”に上昇

文・SPREAD編集部