【宝塚記念/追い切り診断】有力馬にまさかの「B」評価 「本来の迫力を取り戻せていない」

■エフフォーリア

【中間調整】昨年、GIを3勝し年度代表馬に選出。今年の初戦だった大阪杯では当然のように1番人気に推されたが、中団追走から伸びることなくよもやの9着に終わってしまった。中間でもそこまで気配が上がって来なかったうえに、初となる関西への長距離輸送、そしてゲート内のトラブルと複合的な要因が重なっての大敗か。肉体面での大きな問題はなく、失地回復すべく次走に宝塚記念を設定。放牧を挟んで6月2日に美浦へ戻っている。3日に坂路14-14、5日には坂路ラスト2F12秒7-12秒5(馬なり)とさっそく時計になる調整をこなすなど、立ち上がりは順調。以降、坂路とコースを併用し十分な調教量を消化してきた。1週前追いにはこの中間で初めて横山武騎手が騎乗。ウッドで3頭併せを敢行したが、気迫不足なのか相手2頭に手応えで完全に見劣っていた。

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【最終追い切り】最終追いにも横山武騎手が騎乗し、ウッドで3頭併せ。序盤はリズム重視で脚を溜め、直線で2頭の間に割って入るのは1週前と同じ形だ。左右とはかなりタイトな間隔だったが、動じることなくいい手応えのまま抜け出し最先着を果たした。先週とは反応、伸びともに違ってきておりブリンカーの効果は感じられる。

【見解】背腰や脚元の不安は一切なく、稽古本数も十分で健康面だけで言えばすこぶる良好。それでいて前走時と同様、今回も1週前にかなりモタついてしまったというのは、完全に内面の問題だろう。人間の気付かない部分で、なんらかトラウマ的なものを抱えたのかもしれない。今週、苦肉の策となるブリンカー着用で反応はある程度良化したようだが、まだ本来の迫力を取り戻せていない感はある。さらに初ブリンカーが裏目に出て、本番で折り合いを欠く危険性も。すべてが嚙み合えば地力ダントツなだけに突き抜けられて不思議はないが、現状はまだ不安が先に立つ。

総合評価「B」

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西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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