【札幌記念/追い切り診断】GI馬にまさかの低評価「B」 走れる状態だが「キンキンの仕上げではない」

■パンサラッサ

【中間調整】自身初の海外遠征戦だったドバイターフでは、慣れない環境でも物怖じすることなく逃げ切って前年覇者ロードノースとVを分け合う同着優勝。GIウイナーとなって臨んだ前走・宝塚記念は自身がやや出遅れ、同型タイトルホルダーが行く構えを見せたためこれを制するのに相当脚を使う事態に。距離2200mも微妙に長く、最後は余力を失っての8着に沈んでしまった。その後放牧で英気を養い、脚元などに問題はないことから次戦として札幌記念を設定。8月初頭に函館競馬場に入り、5日にウッドコース単走でまずまずの動きを披露した。1週前追いでは函館芝コースで同厩ユニコーンライオンがそこまで動かなかったにせよ、力強い伸びで先着。

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【最終追い切り】1週前の併せ馬で速い時計を出したのが猛時計を出しており、今週は息を整える程度。函館芝コースで序盤はリズム重視に徹し、手綱を緩められたラストでは単走とすれば上々の気迫を見せて伸びた。

【見解】最終追いの動きは軽快そのもので、洋芝へのフィット感も問題なし。ただし単純に入厩以降の攻め本数は少なく、負荷も物足りない。1週前追いは一見豪快な追走先着だが、相手が動かなさ過ぎだったし、パンサラッサ自身の反応にも鈍さがあった。まだ明言はされていないが、次走は登録があるアイリッシュチャンピオンS(9月10日)を予定しており、そこへ向けて余裕を持たせた仕上げなのかもしれない。走れる状態だが、そこまでキンキンの仕上げではないだろう。

総合評価「B」

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西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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