【セントウルS/追い切り診断】“2強”の一角に疑念の「B」評価 「見た目を信じ切ることができない」

■ソングライン

【中間調整】2走前、牝馬限定のヴィクトリアマイルは3角で躓く不利があり0秒3差の5着まで。海外遠征帰りで調整にも難しさがあったか。しかしそこから中2週で臨んだ安田記念で、強豪牡馬勢を相手に接戦を制し、悲願のGIタイトル獲得となった。その後は休養に入り、秋の大目標を現地時間11月5日に米キーンランド競馬場で開催されるBCマイルに設定。壮行戦となる休み明け初戦として、なんと自身初となる1200m戦のセントウルSを選択してきた。東京芝マイルのようにワンターンではなくコーナー4回の小回りで行われるBCマイルに向け、忙しい流れを経験させておきたいという意図だと陣営は表明している。8月16日に美浦へ戻り、24日のウッド追いではさっそく準オープン馬に先着するなど、緩んだ雰囲気は感じられない。31日のウッド1週前追いには津村明秀騎手が騎乗し、若干だけモタついたがオープン馬クレッシェンドラヴを手応えで圧倒し、2馬身抜け出しての先着を果たしている。

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【最終追い切り】レース当週も津村騎手が騎乗し、ウッドでオールカマー出走を控えるクレッシェンドラヴを目標に併せ馬。直線ではインへ進むと、1週前よりスムーズに加速し追いすがってきた相手を手応えで圧倒。最後は楽々抜け出し半馬身の先着を果たした。

【見解】常に稽古ではよく見せるタイプで最終追いも上々の素軽さを見せた。ただし併せた相手はズブさが出てきた8歳馬クレッシェンドラヴなので、見た目をそのまま鵜呑みにもできないところだ。同じ休み明けでもヴィクトリアマイル時と比べると2週前追いの負荷は軽く、いかにも前哨戦仕様。体も皮一枚ほど厚いかなという雰囲気がある。早い段階でC.ルメール騎手が確認していたのは好感が持てるが、デキはそこまでではないのかも。

総合評価「B」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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