【毎日王冠/危険な人気馬】上位人気のGI馬は“消し”評価 このメンバーなら「ラスト4Fの壁」に泣く

9日、東京競馬場で毎日王冠(GII、芝1800m)が行われる。

出走予定馬を見てみると、2年前にこのレースを制しているサリオスをはじめ、レイパパレポタジェなどのGI馬に加え、2連勝で初の重賞タイトルを獲得した上がり馬ノースブリッジも参戦する。

今回、毎日王冠の「危険な人気馬」として取り上げるのは、サリオスだ。

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■ラスト4Fで12秒台を切れば凡走する

皐月賞2着、日本ダービー2着と同世代相手のGIで上位争いを繰り広げ、2年前の毎日王冠であっさりと古馬を撃破。その後はGI戦線で人気を背負うも凡走を繰り返したが、前走の安田記念では中団でリズム良く追走して直線を迎えると、残り400m付近を過ぎたあたりで持ったまま先頭に立つ。そこから追い出されたもののゴール前で脚色が鈍ったところで上位2頭に交わされて3着という内容だった。

適度な間隔を空けてこのレースに臨んでいることからも、2度目のVに向け虎視眈々と狙っているだろう。しかし、サリオスが好走できる条件はレースラップにかかっている。サリオスがこれまで出走した芝1600m~1800mのレースラップを見ると、

◆サリオスの芝1600~1800mレースラップ(★=3着以内)
・22年安田記念(東京芝1600m)3着★
└12.2-11.0-11.5-12.0-12.0-11.2-11.0-11.4
・21年マイルCS(阪神芝1600m)6着
└12.5-11.2-11.9-12.0-11.7-11.1-10.7-11.5
・21年安田記念(東京芝1600m)8着
└12.3-11.0-11.6-11.5-11.4-11.2-11.0-11.7
・20年毎日王冠(東京芝1800m)1着★
└12.5-10.7-11.3-11.7-11.8-12.1-11.8-11.9-11.7
・19年朝日杯FS(阪神芝1600m)1着★
└12.2-10.5-11.1-11.6-11.8-11.8-11.6-12.4
・19年サウジアラビアRC(東京芝1600m)1着★
└12.3-10.8-12.0-12.1-12.0-11.2-10.8-11.5
・19年新馬(東京芝1600m)1着★
└13.0-12.3-13.0-12.7-12.5-11.4-10.9-11.3

馬券に絡んだ5レースのうち4レースはラスト4Fが「12秒台」であることがわかる。状態面の差があったとはいえ、同じ安田記念で比較しても、2021年は前半2Fから11秒台のレースラップで8着に敗れ、3着に好走した今年はラスト4Fで12秒台になっている。

2020年の3歳時に制した毎日王冠も、ラスト4Fは「12.1-11.8-11.9-11.7」。ラスト4Fから11秒台を刻む持続ラップだと対応できないタイプというわけだ。

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今回、出走メンバーを見渡すとレイパパレ、ノースブリッジ、レッドベルオーブと、持続ラップの展開を望む先行馬がずらり。サリオスがラスト3Fの勝負手前で、なし崩しに脚を使わせられれば、凡走する可能性がある。

以上の不安点から、ここは馬券的な妙味も考え、人気一角のサリオスを「消し」とする。今年のメンバー構成と道中のペースをイメージすれば、ダノンザキッドを中心に、レイパパレノースブリッジキングストンボーイら、ある程度のポジションから競馬ができ、ハイペースの競馬に適性がある馬を上位に評価したい。

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文●西舘洸希(SPREAD編集部)


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