【毎日王冠/追い切り診断】サリオスを上回る最高評価「S」 「文句なしの攻め気配」で復活Vへ

■ダノンザキッド

【中間調整】2歳GI・ホープフルSを勝利した馬だが、以降は勝ち鞍から遠ざかっている。今年6月の安田記念6着後、夏全休とはせず8月14日の関屋記念に出走し、ここでは3着だった。高速馬場で前にいった2頭がワンツー決着となったレースのなか、中団からジワッと追い上げたもので、3着敗退ではあったが内容は濃かったと言っていいだろう。その後はノーザンファームしがらきでひと息入れ、9月13日に栗東へ戻っている。18日にCWで終いを軽快に伸ばしたのが中間の初時計。22日の坂路追いではラスト2F12秒4-12秒0(強め)としっかり加速し、放牧で緩んだ雰囲気は皆無だ。29日の坂路追いには斎藤騎手(レースは戸崎騎手)が騎乗し、準オープン馬を1秒追走するハードメニューを消化。差が大きかったことから届かずの入線に終わったが、気迫を前面に出して豪快に伸び、全体時計は自己ベストを更新する4F50秒4(一杯)と、充実の内容だった。

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【最終追い切り】1週前追いで鍛錬はほぼ完了しており、輸送を控える今週は坂路単走の微調整程度に留まる。時計は平凡だった、馬場の真ん中を抜群の集中ぶりで登坂。闘志をしっかり内に秘め、いつでも爆発させられそうな雰囲気にあった。

【見解】近2走は坂路オンリーの仕上げ。疲れが残りやすいCW最終追い時と比較し、いずれもかなりいい状態で走れたようだ。ただし両レースともに直線で手前を替えず、それが最後にひと伸び足りなかった要因。今回は週中の坂路で負荷を掛け、コースが左回りとなる日曜にCWで手前を替える稽古をこなしてきた。涼しい季節がいいようで、坂路での動きは抜群。そしてCW追いでは問題なく手前を替えている。文句なしの攻め気配だ。2年前に東スポ杯で圧巻の走りを見せた府中9Fの舞台で、復活Vなるか。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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