【菊花賞/データ攻略-後編】「馬券内率80%超」のローテーションに注目 重賞初挑戦の伏兵に妙味あり

 

【菊花賞/データ攻略-後編】「馬券内率80%超」のローテーションに注目 重賞初挑戦の伏兵に妙味あり

前編ではアスクビクターモアガイアフォースのデータについて取り上げたが、後編でデータ面から上位進出の可能性を秘めた穴馬候補2頭を取り上げたい。

◆【菊花賞2022予想/追い切り診断】前走快勝の有力馬に不満の「B」評価 「人気ほどの信頼は置きづらい」

【菊花賞/追い切り診断】前走快勝の有力馬に不満の「B」評価 「人気ほどの信頼は置きづらい」

【菊花賞/追い切り診断】前走快勝の有力馬に不満の「B」評価 「人気ほどの信頼は置きづらい」

■データが導く2022菊花賞の穴馬候補は

<穴候補1 ドゥラドーレス>

デビューから2連勝と素質の一端を示していたが、クラシック戦線には乗れなかった馬。前走2勝クラスを制して臨む今回は未知の強豪との相手関係がポイントとなるが、ここは特殊な施行年での舞台がプラスに働きそうだ。

・ラスト2Fが非加速ラップ時の成績【2.0.0.0】

2016年以降の阪神芝3000mにおいて、9戦中6戦が上記ラップ。2度の坂越えで消耗戦になるコース形態が生んだ特徴だ。菊花賞馬ダンスインザダークがいる母系に加えて、近親は三冠馬ディープインパクトの名前が。歴代菊花賞馬がズラリと並ぶ血統背景もまた見逃せない。

◆【菊花賞2022予想/穴馬アナライズVol.1】単勝オッズ“2桁”の惑星 「試走を終え、大仕事をやってのける」

【菊花賞/穴ライズ】単勝オッズ“2桁”の惑星 「試走を終え、大仕事をやってのける」

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<穴候補2 セレシオン>

こちらも前走2勝クラスを制して臨む馬。オープンクラスで苦戦を強いられた春競馬の内容から一線級相手では厳しい印象を抱いてしまうが、今回はローテーションが追い風となりそうだ。

・前走8-9月の2勝クラス芝2200mを勝利【0.1.3.1】

該当馬は10人気3着ユーキャンスマイルなど人気薄好走が多数。菊花賞における穴馬を発掘するうえで注目のローテーションだ。鞍上の福永祐一、管理する友道厩舎はいずれも本レースで複数馬券内歴あり。長距離レースの好走ノウハウを知る人物のバックアックを受ける今回、妙味ある1頭と言えよう。

▼その他、データ予想
◆【データ攻略-前編】上位人気にタイトルホルダーの香りも ガイアフォースを後押しする「連対率100%」とは

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◆【騎手データ】条件合致で単勝回収率182%に上昇、名手騎乗で“軽視禁物”の伏兵

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菊花賞2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【追い切り診断】注目の“上がり馬”に高評価「A」 前走が絶頂も「依然高いレベル」

◆【追い切り診断】ガイアフォースを上回る最高評価「S」 「勝ち負けを意識できる状態」

◆【追い切り診断】前走快勝の有力馬に不満の「B」評価 「人気ほどの信頼は置きづらい」

◆【追い切り診断】“くせ者”揃いの条件戦組に「A」評価 「文句なしの状態に仕上がる」

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】単勝オッズ“2桁”の惑星 「試走を終え、大仕事をやってのける」

◆【穴馬アナライズVol.2】前日“8人気”前後の伏兵 「この人気なら積極的に買いたい」

◆【穴馬アナライズVol.3】想定オッズ“20倍”以上の刺客 「ここに入っても見劣りしない」

◆【危険な人気馬】トライアル快勝の人気馬は“消し” 「見た目ほどインパクトを感じず」

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】アスクビクターモアの7枠は馬券内率100%も“条件付き” ガイアフォースは1枠1番

◆【血統傾向】コース相性抜群の王道血統 注目すべきは単回収値「214」の伏兵

◆【脚質傾向】「先行+差し」の組み合わせが基本 同舞台にフィットする“惑星”に警戒

◆【前走ローテ】主要トライアル組の取捨がカギも、馬券内率“5割超”の2勝クラスに注目

◆【人気傾向】混戦時の1人気は不振傾向にあり、軸は「3~5人気」のゾーン

◆【動画プレーバック/菊花賞2021】同レースで23年ぶりとなる逃げ切りで4番人気タイトルホルダーが制する

▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2022菊花賞-全頭分析編」

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

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