【菊花賞/血統傾向】コース相性抜群の王道血統 注目すべきは単回収値「214」の伏兵

23日に阪神競馬場で行われる菊花賞(GI、芝3000m)の「血統傾向」を分析する。

前哨戦のセントライト記念を制したガイアフォースや、弥生賞ディープインパクト記念でダービー馬・ドウデュースを負かしているアスクビクターモア、神戸新聞杯で2着に3馬身半差をつけて勝ったジャスティンパレス、京成杯3着、京都新聞杯2着と重賞でも崩れない安定感抜群のヴェローナシチーら、ラスト一冠をかけた戦いに豪華なメンバーが集結した。

ここでは、血統データから読みとく菊花賞の推奨馬を紹介する。

◆【菊花賞2022予想/追い切り診断】ガイアフォースを上回る最高評価「S」 「勝ち負けを意識できる状態」

【菊花賞/追い切り診断】ガイアフォースを上回る最高評価「S」 「勝ち負けを意識できる状態」

■菊の舞台でも輝く王道血統

今年も、京都競馬場改修工事による開催変更のため、京都ではなく阪神で開催される。そのため、2017年以降に行われた阪神芝3000mの重賞レース、つまり過去6回の阪神大賞典と、昨年の菊花賞における種牡馬成績は以下の通り。

図を見てわかるように、サンデー系が3着内種牡馬のうち13頭中9頭を占めている。中でもディープインパクト系種牡馬は【3.1.2.8】(勝率21.4%、連対率28.6%、複勝率42.9%/複回収値312)と、高い数値を示している。

また、スタミナを問われる条件だけにロベルト系種牡馬も【0.1.1.4】(勝率0.0%、連対率16.7%、複勝率33.3%/複回収値115)と、サンプルは少ないものの、好走率が高く買いと言える。さらに好走した2頭は昨年の菊花賞に出走したオーソクレースとディヴァインラヴでともに母父がディープインパクトだった。

このようにディープインパクトの血が活躍している理由はコース形態とレース展開にある。阪神芝3000mは、スタートして最初のコーナーまで長さがあるコース形態。加えて芝3000mという長距離が舞台とあって、道中はスローペースになりやすく、最後の直線での「瞬発力戦」になりやすく、瞬発力に富んだディープインパクトの血が活きる展開というわけだ。

◆【菊花賞2022予想/データ攻略-後編】「馬券内率80%超」のローテーションに注目 重賞初挑戦の伏兵に妙味あり

【菊花賞/データ攻略-後編】「馬券内率80%超」のローテーションに注目 重賞初挑戦の伏兵に妙味あり

今回はディープインパクトの血を持つ馬から2頭を推奨馬としてピックアップしたい。

1頭目はディープインパクト産駒で母父クロフネのプラダリア。3走前の青葉賞で1着、2走前の日本ダービーでも5着に好走している様に今回のメンバーに入っても実績は上位と言える。その実績から前哨戦の神戸新聞杯では2番人気に支持されるも期待を裏切る8着に敗退。しかし鞍上のコメントからも本番を見据えた仕上げだったことを考えれば上積みは大きそう。

また、2017年以降、父ディープインパクト×母父ヴァイスリージェント系の牡馬は、芝2400m以上のレースで右回りだと【5.4.3.20】(勝率15.6%、連対率28.1%、複勝率37.5%/単回収値135)。特に阪神競馬場と相性が良く【3.2.3.8】(勝率18.8%、連対率31.3%、複勝率50.0%/単回収値228)と抜群の成績。叩いた上昇だけでなく阪神へのコース替わりでパフォーマンスを上げてくることは間違いなさそうだ。

2頭目はシルバーステート産駒・セイウンハーデスに注目。3走前のプリンシパルSでは好位追走から早めに仕掛けて押し切る強い内容。その後日本ダービー11着、セントライト記念4着と馬券には絡めていないが、レース中に物見をするなど幼さ出していたことが敗因で力負けではなさそう。

また、2017年以降、父ディープインパクト系×母父サンデーサイレンス系の牡馬が、前走4着以内に好走し、今回距離延長ローテの場合【3.0.2.18】(勝率、連対率13.0%、複勝率21.7%/単回収値128)。特に前走3~4着でかつ良馬場だと【2.0.2.9】(勝率、連対率15.4%、複勝率30.8%/単回収値214)と好走率が高い。精神面の成長が今後の課題ではあるが、馬場コンディションに恵まれれば菊花賞でも好走可能と判断し穴馬候補して挙げておきたい。

▼その他、過去10年データ傾向
◆【菊花賞2022/枠順】アスクビクターモアの7枠は馬券内率100%も“条件付き” ガイアフォースは1枠1番

【菊花賞/枠順】アスクビクターモアの7枠は馬券内率100%も“条件付き” ガイアフォースは1枠1番

◆【菊花賞2022/脚質傾向】「先行+差し」の組み合わせが基本 同舞台にフィットする“惑星”に警戒

[阪神芝3000mの3勝クラス以上]過去10年の脚質傾向

【菊花賞/脚質傾向】「先行+差し」の組み合わせが基本 同舞台にフィットする“惑星”に警戒

◆【菊花賞2022/前走ローテ】主要トライアル組の取捨がカギも、馬券内率“5割超”の2勝クラスに注目

【菊花賞/前走ローテ】主要トライアル組の取捨がカギも、馬券内率“5割超”の2勝クラスに注目

◆【菊花賞2022/人気傾向】混戦時の1人気は不振傾向にあり、軸は「3~5人気」のゾーン

【菊花賞/人気傾向】混戦時の1人気は不振傾向にあり、軸は「3~5人気」のゾーン

◆【動画プレーバック/菊花賞2021】同レースで23年ぶりとなる逃げ切りで4番人気タイトルホルダーが制する

菊花賞2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【追い切り診断】注目の“上がり馬”に高評価「A」 前走が絶頂も「依然高いレベル」

◆【追い切り診断】ガイアフォースを上回る最高評価「S」 「勝ち負けを意識できる状態」

◆【追い切り診断】前走快勝の有力馬に不満の「B」評価 「人気ほどの信頼は置きづらい」

◆【追い切り診断】“くせ者”揃いの条件戦組に「A」評価 「文句なしの状態に仕上がる」

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】単勝オッズ“2桁”の惑星 「試走を終え、大仕事をやってのける」

◆【穴馬アナライズVol.2】前日“8人気”前後の伏兵 「この人気なら積極的に買いたい」

◆【穴馬アナライズVol.3】想定オッズ“20倍”以上の刺客 「ここに入っても見劣りしない」

◆【危険な人気馬】トライアル快勝の人気馬は“消し” 「見た目ほどインパクトを感じず」

▼データ予想
◆【騎手データ】条件合致で単勝回収率182%に上昇、名手騎乗で“軽視禁物”の伏兵

◆【データ攻略-前編】上位人気にタイトルホルダーの香りも ガイアフォースを後押しする「連対率100%」とは

◆【データ攻略-後編】「馬券内率80%超」のローテーションに注目 重賞初挑戦の伏兵に妙味あり

文●中井達也(SPREAD編集部)


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします