20日に阪神競馬場で行われる第39回マイルチャンピオンシップ(GI、芝1600m)の過去10年データを紹介する。
今春のヴィクトリアマイルでGI3勝目を挙げた白毛の女王・ソダシ、前走・毎日王冠で2年ぶりの勝利を飾ったサリオス、前年のマイルCS2着のシュネルマイスター、3歳世代からセリフォスやダノンスコーピオンなど、各世代の一線級マイラーが集結する。
本競走は昨年に続いて阪神開催。ここでは過去10年で10~12月、阪神芝1600mの3歳上オープン以上を条件に「脚質傾向」を分析していく。
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■“ベスポジ”は4角2~5番手
対象データの過去10年、逃げ【3.2.1.12】、先行【6.7.8.43】、差し【8.7.6.80】、追込【1.2.3.65】と、先行・差しが有利となっている。
過去2年、阪神開催の本競走を見ても、昨年は4角8番手にいたグランアレグリア、シュネルマイスター、ダノンザキッドで決まり、2020年は4角5番手のグランアレグリアとインディチャンプ、2番手のアドマイヤマーズで決した。
外回りコースながら追込は届かず、4角10番手以下に構えていた馬は不発に終わるケースが多い。昨年は4角13番手の9着カテドラル、2020年は13番手の5着サリオスが上がり最速の3F33秒1で間に合わなかった。
ベストポジションは4角2~5番手で対象データでは【9.9.10.65】複勝率30.1%。好位から中団で立ち回れるソダシ、サリオス、ダノンスコーピオン、ウインカーネリアンらは勝負圏内になるが、シュネルマイスター、セリフォス、ソウルラッシュなどは近走のレースぶりでは厳しい。
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文●SPREAD編集部