28日に中山競馬場で行われる第39回ホープフルS(GI、芝2000m)の過去10年データを紹介する。
デビューから2連勝で東スポ杯2歳Sを制したガストリック、その東スポ杯2歳Sで3着のハーツコンチェルト、同条件の葉牡丹賞を快勝したミッキーカプチーノ、野路菊Sを圧勝したファントムシーフらが出走予定。
ここでは予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。
◆【ホープフルステークス202予想/追い切り診断】ミッキーカプチーノを上回る最高評価「S」 「持てる脚力を100%発揮できる」
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■GI昇格後は1人気が5戦4勝
過去10年(2012・13年のラジオNIKKEI杯2歳S、14~16年のGII時代を含む)、1番人気は6勝をマークし【6.1.1.2】で複勝率80.0%を誇る。2番人気は2勝止まりも【2.1.4.3】で複勝率70.0%。以下、3番人気【1.2.1.6】、4番人気【0.2.1.7】と上位人気が健闘している。
2017年のGI昇格後で見ると1番人気は【4.0.0.1】。昨年はコマンドラインが12着に大敗したが、それまでは4連勝を飾っていた。
また、過去10年で見ると、6~10番人気は【1.3.3.40】と馬券に絡んでいたが、GI昇格後は8番人気が2度、3着に絡んだのみ。基本的には平穏決着が続いている。
8番人気は2017年3着のステイフーリッシュで単勝22.9倍、昨年のラーグルフは単勝29.8倍。オッズが割れる混戦メンバーなら20倍台までが馬券圏内と言える。
なお、過去10年で1+2+3番人気の組み合わせは3回、1+2番人気は5回、1+3番人気は4回、2+3番人気は3回。1番人気を中心に馬券を組み立てるのがセオリーで、相手も上位人気を本線に、穴馬は入れても1、2頭までに絞り込みたい。
▼その他、過去10年データ傾向
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ホープフルステークス2022予想コラム一覧
▼追い切り診断
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▼データ攻略
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文●SPREAD編集部