■ガストリック
【中間調整】デビュー勝ちから中3週で挑んだ前走の東京スポーツ杯2歳Sでは坂の途中から鋭く脚を伸ばし、接戦を制した。目立った反動はないことから、在厩でホープフルSを目指すことに。当初はケアに専念し、12月4日の坂路15-15が中間の初時計。7日のウッド併せ馬には主戦・三浦皇成騎手が騎乗し素軽い伸びを見せた。1週前追いにも三浦騎手が騎乗し、ウッドで準オープン馬を外からマクる内容。馬なりのまま抜け出し、先着を果たしている。
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【最終追い切り】21日の水曜追いが実質の最終追い。この日も外マクりのウッド併せ馬で、直線半ばでもまだ差はあったが、鞍上のゴーサインへ鋭い加速を示すと併入としている。日曜にも坂路14-14でリズミカルな動きを披露。
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【見解】1週前も良かったが最終追いがさらに豪快。道中の落ち着きは申し分なく、切れは圧巻。持てる脚力を100%発揮できそうな雰囲気にある。2週続けて外をマクる調整を行っており、中山芝2000m対策もばっちり。抜群の状態だ。
総合評価「S」
▼その他、追い切り診断
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ホープフルステークス2022予想コラム一覧
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▼騎手データ
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▼その他、過去10年データ傾向
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。