■セレンディピティ
阪神芝2000mで行われた前走の未勝利戦は、ゲートの中でややうるさいところを見せたところで扉が開き、出遅れ気味の発馬。いきなり大きなビハインドを背負うことになったが、道中は慌てず騒がず後方を追走し、勝負どころで大外を楽な手応えのまま上がっていくと、直線で突き抜けて4馬身差のVを飾っている。相手関係が楽だったにせよ強い内容で、新馬戦を一度使ったことで馬がガラッと変わってみせた。
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前走後は短い放牧に出されて英気を養うと、帰厩してからは坂路で調整。23日の最終追い切りでは、一杯に追われて自己ベストをマークするなど、活気あふれる動きを見せている。また、前走を踏まえてこの中間はスタート練習を取り入れたほか、1週前の14日にはレースで初コンビを組む武豊騎手が跨り背中を確認するなど、大一番を見据えて準備に余念がない印象。
過去10年のホープフルSでは、本馬が引き当てた2枠が最も馬券内率が高く、昨年3着の伏兵ラーグルフを筆頭に3年連続で馬券に絡んでいる。相手のレベルが上がるほか、初の関東遠征など、乗り越えるべきハードルは決して低くないが、前走で見せたポテンシャルの高さなら、あっさりと突破していい。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。
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