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【ホープフルS/前走ローテ】ガストリックに“鉄板”データが浮上も、侮れない「別路線組」の存在

【ホープフルS/前走ローテ】ガストリックに“鉄板”データが浮上も、侮れない「別路線組」の存在

28日に中山競馬場で行われる第39回ホープフルS(GI、芝2000m)の過去10年データを紹介する。

デビューから2連勝で東スポ杯2歳Sを制したガストリック、その東スポ杯2歳Sで3着のハーツコンチェルト、同条件の葉牡丹賞を快勝したミッキーカプチーノ、野路菊Sを圧勝したファントムシーフらが出走予定。

ここでは予想のヒントになる「前走傾向」を分析していく。

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■東スポ杯組は「1着」が絶対条件

過去10年(2012・13年のラジオNIKKEI杯2歳S、14~16年のGII時代を含む)、最多3勝を挙げているのは前走・東スポ杯2歳S組で【3.1.2.9】。昨年こそ勝ち馬のイクイノックスをはじめ該当馬は不在だったが、2019年のコントレイル、20年のダノンザキッドと2年連続で優勝している。

前走・東スポ杯2歳S組を着順別に見ると、1着馬は【2.0.1.0】で複勝率100%。今年1着のガストリックに“鉄板”データが浮上した。一方、2・3・4着は馬券内ゼロ。5着馬【0.1.1.0】、6着以下【1.0.0.3】と、5着以下では巻き返しの余地はあるが、いずれもラジオNIKKEI杯2歳S時代のものになる。今年3着だったハーツコンチェルトには厳しいデータとなる。

[ホープフルS]過去10年の前走ローテ

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東スポ杯2歳S 【3.1.2.9】 勝率20.0%、連対率26.7%、複勝率40.0%
萩S 【2.1.0.5】 勝率25.0%、連対率37.5%、複勝率37.5%
新馬戦 【2.0.2.14】 勝率11.1%、連対率11.1%、複勝率22.2%
京都2歳S 【2.0.0.9】 勝率18.2%、連対率18.2%、複勝率18.2%
葉牡丹賞 【1.0.0.9】 勝率16.0%、連対率16.0%、複勝率16.0%

次点で2勝を挙げているのが、【2.0.0.9】の前走・京都2歳S組と、【2.0.2.14】の前走・新馬戦組。ただし、京都2歳S組は2014年のダノンメジャーが1番人気で9着に完敗、15年の4番人気アドマイヤエイカンは5着、18年の4番人気ブレイキングドーンも5着に敗れ、近年では17年のタイムフライヤーが優勝したのみ。好ローテとは言い難い。

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■1勝クラスとオープン組にも注目

前走・新馬戦組も、最後に勝ち馬を輩出したのは、GII時代となる2015年のハートレーまで遡る。GI昇格後は2017年のステイフーリッシュが3着に入ったのを最後に、掲示板にすら届いていない。ちなみに、キャリア別で見ると【5.6.6.33】で2戦が圧倒。3戦は昨年の優勝馬キラーアビリティが該当するものの【1.1.1.27】で数値は落ちる。今年は有力馬がキャリア2戦だが、伏兵に1戦または3戦以上の馬が多い。

過去10年で1勝の前走・葉牡丹賞組は、2016年のレイデオロ以降、馬券に絡むことはなかったものの、ここ数年は人気以上の走りを見せる傾向が強い。近3年では平均人気「11.2」に対し平均着順「7.4」という数字を残し、昨年は10番人気のボーンディスウェイが5着に入った。今年はミッキーカプチーノが出走予定となっており、前走・東スポ杯2歳S組を上回る好走も期待できそうだ。

最後にファントムシーフが該当する前走・野路菊S組だが、過去10年では出走歴がない。そこで前走・オープン特別組かつ2着馬に0秒3差以上の勝ち馬で抽出すると、【2.0.0.2】の数値が浮上した。2012年のエピファネイアと18年のサートゥルナーリアが優勝し、19年のオーソリティは5着に敗れたが、20年のランドオブリバティは逸走で競走中止も、4角までは馬券内までありそうなレースを見せた。ファントムシーフは2着馬に2馬身差、3着馬はそこから6馬身差の圧勝を演じているだけに侮れない。

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】ミッキーカプチーノの8枠は勝率0% 3年連続馬券圏内の好枠に伏兵が入る

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文●SPREAD編集部


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