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【NHKマイルC/追い切り診断】重賞ウイナーを上回る高評価 「不安払拭の超抜時計を計測」

【NHKマイルC/追い切り診断】重賞ウイナーを上回る高評価 「不安払拭の超抜時計を計測」

■カルロヴェローチェ

【中間調整】芝1800mの新馬を快勝後、芝2000mの野路菊Sに駒を進めたが、道中力んで勝ち馬ファントムシーフから2秒9差の大敗。距離短縮で挑んだマイルの白梅賞を逃げ切り、前走・ファルコンSは差す競馬で直線詰まりながらハナ差2着と、距離と脚質の経験を積み本番へ挑む。

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前走後はアーリントンCに登録していたが、これを自重し調整に専念。中間は2週前と1週前に栗東CWコースで古馬オープン、3勝クラスとの3頭併せと強めの負荷を掛けた。1週前は鞍上・D.レーン騎手で一杯に追われたが、1秒ほど追走の0秒8遅れ。荒れた馬場に脚を取られたか。

【最終追い切り】ジョッキーを背に、日本ダービーへ向け調整中のショウナンバシットと栗東CWコースで併せ馬。直線半ばまで相手の後ろで我慢させ、ゴーサインが出ると一気に突き抜けた。終いはラストは10秒9と超抜時計を計測した。

【見解】最終追いでは1週前の不安を払拭する動きを披露。抜け出した後もフワりとさせないよう負荷を掛けたあたり、体調面になんら不安のない証と言える。アーリントンC回避の影響は皆無、絶好の仕上がり。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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