■オオバンブルマイ
【中間調整】新馬、京王杯2歳Sと連勝を飾って挑んだ朝日杯フューチュリティSは直線インが伸びる馬場の中、出負けから大外追込で間に合わず7着。始動戦の前走・アーリントンCは中団待機からゴール前の大接戦を制す差し切り。重賞2勝の実績を引っ提げ、悲願のGIタイトルを狙う。
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前走から中2週と間隔が詰まっているため、1週前は軽めの調整。4月30日の栗東坂路は不良馬場だったこともあり、4F59秒2-14秒7と時計を要した。
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【最終追い切り】3日の水曜追いでは鞍上・武豊騎手を背に栗東坂路で併せ馬を消化。当週出走の3歳未勝利を目標に、坂の途中であっさり抜き去り、4馬身の先着を果たした。4F52秒8-12秒8と好時計をマーク。5日の金曜にも栗東坂路に登板、馬なりで最終調整とした。
【見解】抜け出してややフワッとしたのは許容範囲だが、前走時ほどの迫力は感じられない。420キロ台のガサのないタイプで中2週とあり、現状維持と言ったところか。追えば追うほど動く気のいいタイプであり、これでも仕上がるのかもしれないが、GI制覇へ向けて攻めた内容とは言い切れない。
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総合評価「B」
▼その他、追い切り診断
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。