25日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(GI、芝2200m)の「血統傾向」を分析する。
2018年以降の宝塚記念で3着内に入った種牡馬データを集計、下記の成績表をもとに推奨馬を紹介する。
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目次
■パワーとスタミナに富んだトニービンの血に注目
過去5回の種牡馬成績を見ると、ハーツクライやドゥラメンテ、ルーラーシップ、ジャングルポケットといったトニービンの血を内包している種牡馬が活躍していることがわかる。

2018年以降の宝塚記念で3着内に入った種牡馬データ
昨年もドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーとハーツクライ産駒のヒシイグアスでのワンツー決着だったように、近年の宝塚記念のトレンド血統と言えそうだ。
一方、昨年キズナ産駒のディープボンドが8着に敗れるなど、ディープインパクト系種牡馬は【0.0.2.18】と不振傾向。今年もジャスティンパレスやアスクビクターモアなど有力馬の出走があるが、少し評価を下げるべきか。
このようにトニービンの血が活きる理由は、コース形態と開催時期にある。阪神芝2200mは内回りコースであり、急坂を2度走るタフなコース形態。そのため、このコースでは持続力が求められ、瞬発力よりもパワーやスタミナが重要。
また開催時期は梅雨の時期であり、かつ最終週に組まれているため、馬場が荒れやすい傾向。そのためパワーとスタミナが豊富なトニービンの血が適用しやすいのだろう。したがって、トニービンを内包している種牡馬を父に持つ2頭を推奨馬としてピックアップしたい。
今回はドゥラメンテ産駒に注目する。
■ドゥラエレーデ
父は2015年に皐月賞と日本ダービーの二冠を制したドゥラメンテ、母父は3冠を達成するなどGI6勝のオルフェーヴル、伯父に有馬記念勝ちなどGI2勝のサトノダイヤモンドがいる血統構成。
ドゥラエレーデは3歳馬としては2012年に5着に入ったマウントシャスタ以来、11年ぶりの宝塚記念の出走。前走の日本ダービーでは、スタート直後に落馬し、競走中止となったが、幸い怪我はなく、調教の動きからもその影響がなくトップコンディションで出走が期待される。
本馬の特徴は先行力と勝負根性が非常に高い点。3走前のホープフルSでは、逃げるトップナイフを2番手でマークすると、4角で逃げ馬に並びかけ、直線の叩き合いをハナ差で制しGI制覇を成し遂げた。接戦をものにする勝負根性は素晴らしいものがあると言えるだろう。
また血統面でも推せるポイントがある。ドゥラエレーデは父ドゥラメンテ×母父サンデー系の牡・セン馬であり、この血統構成の馬は阪神コースを得意としており、その成績は【3.2.1.20】。JRA全10場の中で最高勝率となる11.5%を残している。
阪神コースのなかでも、非根幹距離のレースで好走例が多く、集計成績は【2.1.1.8】。勝率は16.7%、連対率は25.0%で、単勝回収値は「192」とアタマで狙いたくなる数値を記録している。
ドゥラエレーデは、瞬発力というより、長く良い脚を使える持続力に富んだタイプのため、非根幹距離で行われる宝塚記念の舞台はベスト条件。ホープフルSの時のように先行できれば、勝負根性を発揮し、粘りこむシーンも十分ありそうだ。
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文●中井達也(SPREAD編集部)














