【宝塚記念/追い切り診断】重賞1勝馬がイクイノックスに並ぶ高評価 「実績劣るも、この雰囲気なら」

 

【宝塚記念/追い切り診断】重賞1勝馬がイクイノックスに並ぶ高評価 「実績劣るも、この雰囲気なら」

■スルーセブンシーズ

【中間調整】一昨年の3歳シーズンはGII・紫苑Sでの2着はあるもののオークスで9着、秋華賞で11着と3冠本番では結果を出せなかった。その後は休養を挟みつつ使われ、5カ月ぶりだった2走前に準オープン・初富士Sを勝利。続く前走・中山牝馬Sではハンデ54キロに恵まれたこともあったが、ストーリア、サトノセシルら素質馬を相手に上がり最速の末脚を繰り出して快勝し、2連勝とここへ来ての一気の充実ぶりを見せている。

◆【宝塚記念2023予想/追い切り診断】海外帰りのGI馬にまさかの辛口「B」 「精神的に整っていない印象が…」

その後、ヴィクトリアマイルへ進む可能性もあったようだが距離や力の要る馬場への適性を考慮し、所属するキャロットクラブから早い段階で宝塚記念への出走が表明。同時期に秋の凱旋門賞へ登録したことが明らかにされている。休養を挟んでじっくりと英気を養い、5月末に美浦へ帰厩。6月2日の初時計でさっそく自己ベスト更新となるウッド5F66秒2を馬なりでマークし、これもまた充実ぶりの証明だろう。その後美浦の坂路が改修のため閉鎖となったことから、栗東に移動。15日に栗東で最初の時計を出したが1週前追いで、ここでいきなりCW5F66秒4-1F11秒4(強め)と速い時計を叩き出している。それも掛かってしまったものではなく、序盤にしっかり折り合い加速するという好内容だった。

【最終追い切り】レース当週は無理をしないことを念頭に、CWで終い重点の内容。それでも“遊び”を感じさせつつも、活気あふれる雰囲気で速めのラップを刻んで進む。直線では軽く促されると四肢を大きく使う躍動感ある動きで応え、ラストの仕掛けにはさらにギアを上げて鋭く伸びた。5F全体は圧巻の64秒4。単走とは思えない気合い乗りにも好感が持てる。

【見解】帰厩そうそう放牧を挟んだとは思えない軽快な動きを示したし、栗東への移動後も活気十分で追われるごとに時計を詰めてきている。前走は中6週での勝利だったが、体質的にリフレッシュしたほうがよりよい状態で走れるタイプ。前走もいい状態に思えたが、さらに何段階か上の状態かもしれない。牝馬限定のハンデGIIIを勝ったばかりで実績的にはかなり見劣るが、この雰囲気ならと思わせるものがある。

総合評価「A」

宝塚記念2023 予想コラム一覧

▼騎手データ

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▼追い切り診断

◆【追い切り診断】イクイノックスを上回る「S」の最高評価 「世界一の馬に借りを返すデキ」

◆【追い切り診断】イクイノックスは評価上々の「A」 「ひ弱さを抱えていた馬がグンと逞しく」

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▼データ攻略

◆【データ攻略】タイトルホルダーも該当の「1.1.2.0」 “走るたびにスケールアップ”の4歳馬に死角なし

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◆【データ攻略】穴馬候補に「3.0.0.1」 “何らかの印を打たずにはいられない”魅力満載

▼穴馬予想

◆【穴ライズ】単勝オッズ“60倍”以上の盲点 「GI大敗で嫌われるならシメシメ」

◆【穴ライズ】前日“12人気”以下の爆穴 「復調ムードの今なら一発あっていい」

◆【穴ライズ】想定“8人気”前後の妙味 「阪神なら今回のメンバーでもやれる」

◆【WIN5予想】メインはイクイノックスを上回る存在なし WIN1は先行馬の”想定2桁”で高配当狙い】

◆【危険な人気馬】GI連勝を狙う人気の4歳馬は“消し” 「馬券内率わずか5%の事実」

▼血統傾向

◆【血統傾向】GI実績馬の盲点に単回収値「254」 “初モノ”が嫌われるなら狙い目

◆【血統傾向】JRA全10場で“最高勝率”の好条件 同配合が示す「高いコース適性」

▼その他、過去10年データ傾向

◆【前日オッズ】イクイノックスは“勝率25%”の単勝1倍台 2着以下なら3連単は万馬券

◆【枠順】イクイノックスは昨年優勝馬と同じ3枠 馬券内率5.0%の“鬼門”にGI馬2騎

◆【前走ローテ】ジャスティンパレスに“黄信号” 春天組は優勝馬より4着以下を狙え

◆【脚質傾向】差し・追込はロンスパ必須 阪神芝2200mは先行8勝で前が止まらない

◆【人気傾向】イクイノックスに“勝率20%”の壁 「1+2+3人気」決着ゼロで波乱含み

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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