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■ジュビリーヘッド
4月の春雷S以来、2カ月ぶりとなった前走の函館スプリントSは、先行策から直線で力強く抜け出したものの、最後はキミワクイーンの強襲に遭って惜しくも2着まで。完全に勝ちパターンに持ち込んだように見えたから、勝ち馬の決め手を褒めるしかない。この馬もよく走っている。
◆【キーンランドカップ2023予想/穴馬アナライズ】想定“6人気”前後の妙味 「ガラリ一変の可能性を大いに秘める」
札幌コースはこれまで【1.0.0.1】で、2勝クラスで勝利したほか、昨年のキーンランドCは7着。ただし後者は直線で前が壁になり、ゴーサインが遅れるアクシデントがあったため、参考外の一戦と言っていいだろう。そのほか、同じ洋芝の函館でも【0.4.0.0】と連対率100%を誇っているように、力の必要な馬場が得意なタイプ。この条件なら人気の有無にかかわらず、必ず押さえておきたい存在だ。
前走で後塵を拝したキミワクイーンが今回も出走するが、後ろでごちゃつく展開になるようなら、今度こそ押し切るシーンまであっていい。気になるのは天候だが、過去5勝のうち4勝は芝1200の勝ち時計1分9秒台。適度な湿りで時計がかかるなら、むしろちょうどいい。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。