馬券予想において注目すべき要素の一つは、初めての経験や変化。ここでは8月27日の日曜競馬から、初ブリンカー、初コース、初ダート、初距離など、さまざまな変化の要素を検討する。
これらの要素が、馬の集中力や走りに大きな変化をもたらす可能性を秘めていることに焦点を当て、厳選した1頭をピックアップする。
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■ナランフレグ
今回一変に期待したいのは、日曜札幌11R・キーンランドCに出走するナランフレグ。
昨年の高松宮記念では8番人気の低評価ながら、馬群を割って鋭く伸び、念願のGI制覇を達成した実力馬だ。
しかしながら、連覇を狙った今年の高松宮記念では出脚が鈍く、後方から追い上げる形で4着に終わるなど、近走はスタートに課題がある。
そこで今回、初めてブリンカーを着用。集中力が高まってスタート改善につながれば再度の激走もあるのではないか。
また、今回は後入れの偶数枠を引き当てた事も大きい。というのもナランフレグが偶数馬番に入った場合の成績は【5.2.2.11】、勝率は25.0%、単勝回収値は246というアタマで狙える好成績をマークしている。
一方で、先入れの奇数馬番では勝率7.1%、単勝回収値は56と大きく低下していることから、ストレスのかかるゲート入りで待たされると集中力を保つことが難しいタイプであることは明白。
ナランフレグの実績から見てもスタートさえ決めれば、このメンバーなら力は上位。初ブリンカーに偶数枠という好条件が揃っている今回、ナランフレグを初モノ馬券術の推奨馬としておすすめしたい。
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文●中井達也(SPREAD編集部)