【根岸S/全頭診断】人気一角の4歳馬に「0.0.0.14」 差し優位傾向と乾いたダートで波乱必至か

 

【根岸S/全頭診断】人気一角の4歳馬に「0.0.0.14」 差し優位傾向と乾いたダートで波乱必至か

今週は東京競馬場で、第38回根岸S(GIII、ダ1400m)が行われる。フェブラリーステークスの前哨戦として施行される一戦。昨年はレモンポップが本レースを制し、GI勝利への足がかりとした。

ここでは馬券検討のヒントとして、出走馬16頭の全頭診断を行う。

◆【根岸ステークス2024予想】出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向

■根岸ステークス2024 出走予定馬全頭診断

・アイオライト

前走ギャラクシーSは見せ場たっぷりのレース。直線半ばでは完全に1頭抜け出した瞬間があり、使われつつ調子を上げている印象だ。冬競馬の良績がありつつ、オープンクラスで実績を積んだ高齢馬の激走が目立つ当レース。冬競馬の左回りダート1600m以下は【1.2.0.1】と安定しており、穴妙味ある1頭と言える。

・アルファマム

この舞台で行われた霜月Sを勝利。コース適性を疑う余地はないだろう。ただ、当時は2着馬に同じ後方待機組が突っ込んできたように展開利があった一戦。叩き2戦目の成績【2.0.1.1】に対し、中2カ月以上の休み明けは【0.1.0.3】と間隔があくとパフォーマンスが落ちる点も気がかりだ。

・アームズレイン

過去10年の根岸Sにおいて、前走1200mのオープン特別組は【0.0.0.14】。全5勝中4勝が1200mというスプリンターかつ1400mは1勝クラスで馬券外に敗れており、距離延長ローテでの連続好走は容易ではなさそうだ。

・エクロジャイト

古馬混合戦を使われた3歳時の昨年秋はフタ桁着順続き。もう少しクラス慣れが必要だろう。

・エンペラーワケア

ダートでは【4.1.0.0】といまだ底を見せていない馬。連勝の近走も強い勝ち方だったが、稍重を考えると勝ち時計はさほど強調できるものではない。休み明けを差し引いても4走前の左回りは辛勝。ノーマークにはできないが、中心視するのも躊躇してしまう印象だ。

・オマツリオトコ

地方交流重賞で勝ち馬と1秒以上離される競馬続き。変わり身は望み薄か。

・ケンシンコウ

昨年3月以来の実戦。1400mのスペシャリストが揃ったここでの苦戦は免れられないか。

・サンライズフレイム

今回出走する4歳上がり馬の1頭。こちらはオープンクラスでの勝利に加えて、東京ダートでの勝利実績がある点が大きなアドバンテージとなる。近走戦ってきた相手を踏まえるとレースレベルに疑問が残るものの、距離・舞台適性の高さから軽くは扱えない。

・シャマル

競走中止、除外とアクシデントが続く近走。今回は間隔があいてしまったが、ダート1400mの成績【3.1.1.1】の3勝はすべて重賞レースに該当している。マイルCS南部杯3着、チャンピオンズカップ5着と実績は申し分なし。人気の盲点が予想されるここでも侮れない1頭だ。

・タガノビューティー

昨年のこのレース4着馬。当時の上位馬はのちにJRA賞最優秀ダートホースに選出されることになるレモンポップ、砂路線では最後まで底を見せなかったギルデッドミラー、次走オープン特別勝利のバトルクライと極めてレベルの高い一戦だった。過去10年の根岸Sにおいて、前走1600m以上で上がり3F最速をマークした馬は【1.2.1.1】。近走内容から衰えは感じられず、評価を上げるべき1頭だ。

・パライバトルマリン

地方交流重賞を主戦場とする近走は馬券内も、勝ち馬と離される競馬続き。3歳馬同士の関東オークスを制したものの、本質的に1800m以上の距離は長い印象を受ける。昨年4月に東京ダート1600mを制した際にはブライアンセンス、サンライズフレイムとのちのオープン馬を完封。一気の距離短縮で粘りが増す可能性は否定できず、印は必要だろう。

・ピアシック

オープンクラスでは頭打ちの印象。厳しい。

・フルム

鮮やかな直線一気を決めた前走だが、自身の上がり3Fは37秒5。ラスト3Fがガクンと落ち込むラップが味方した印象は否めず、末脚自慢が揃ったここでは分が悪い。

・ヘリオス

2年前の当レース2着馬。東京ダート1400mは【4.1.0.3】とメンバー中上位にランクされる舞台適性を誇っている。アイオライトの項でも記したが、冬競馬の良績がありつつ、オープンクラスで実績を積んだ高齢馬の激走が目立つ当レース。距離短縮ローテもプラスで、3着粘り込みの可能性は十分だ。

・ベルダーイメル

この馬で評価したいのは3走前。東京ダート1600mのグリーンチャンネルCで2着入線をはたしたが、当時の斤量はなんと60キロ。勝ち馬オメガギネス(東海S2着)と5キロ差で示したパフォーマンスは高く評価すべきだ。冬競馬の良績に乏しい点はマイナス材料だが、何らかの印は必要か。

・ライラボンド

オープンクラスで掲示板外が続く現状。厳しい。

UMAJIN.netより一部編集・転載(2024年1月25日 18:01公開の記事

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

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