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■サンライズフレイム
【中間調整】昨年6月から10月まででダート1400m戦を4連勝。4連勝目、オープン昇級初戦だった前走のオータムリーフSでは駐立が怪しく出遅れてしまったものの、後方から猛然と差し切りあっさり快勝を収めるという内容だった。
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その後は放牧に出され、この馬にとってベストと言えるダート1400m重賞の根岸Sを目指すことが昨年11月半ばの時点で内定。昨年暮れに帰厩し、初時計として12月31日に坂路15-15を消化した。以降、テンション面の高さを考慮して当初の負荷は弱めながら順調に坂路とコースを併用して調整。並行して、課題のゲートに関しても練習を積んできた。1週前追いは坂路単走。やや集中を欠きながらも、力強い踏み込みで加速し4F51秒1(強め)という好時計をマークした。
【最終追い切り】レース当週も坂路単走。この日も良くも悪くも遊びを感じさせるような素振りはありつつ、馬場の真ん中を力強いフォームで登坂し速いラップを刻む。仕掛けへの反応が若干だけやや鈍かったが、ギアが入ってからの伸びは豪快だった。まだ本気で走っていないような雰囲気ながら、4F51秒0(強め)とこの日も好時計。
【見解】序盤から真剣に走ればもっと時計は詰まりそうだが、なんにせよフワフワしつつ好時計を連発できるあたり基礎能力の高さはうかがい知れる。輸送を控えながらも最後まで強い負荷の調教ができており、体調面は万全だろう。ここで攻めに徹したことで本番までにさらに良くなってきそうだし、中13週を感じさせない好仕上がりで走れそう。半兄ドライスタウトとの対決がお流れになったのは残念。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。