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■パライバトルマリン
【中間調整】昨年4月に1勝クラスを制し、続いて臨んだ関東オークスでは早め先頭の積極策から押し切って重賞初勝利を果たした。以降、8月のブリーダーズGCで2着、前走11月のクイーン賞で3着と牝馬限定重賞ではあるが古馬相手に崩れず走れている。3戦続けて深い砂の地方中距離重賞での連続好走だが“馬場がフィットしないながらも健闘したもの”というのが陣営の認識。
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本質的には軽い砂での瞬発力勝負向きかも……という見立ての真価を問うべく、前走後は東京ダート1400mのここに目標を据え短期放牧を挟んで1月6日から美浦で時計を出している。11日は本来の前向きさを折り合いを再確認する先行先着の調整、そして1週前のウッド調教では戸崎騎手を背に切れを意識する追走併せ馬。準オープン馬をあっさり抜き去り、5馬身の先着を果たした。
【最終追い切り】レース当週も戸崎騎手が騎乗しウッドで追走の併せ馬。14-14ペースでゆったり入り、4角で楽々取り付いてアオりつつ併走、仕掛けを待って直線半ばで促されるとスッと体を沈め懸命に追われる相手を1馬身突き放しての先着とした。
【見解】前々の競馬で結果を出してきたが、決め手こそ身上という陣営の意図通り1週前、最終追いと溜めて弾けさす意識の鍛錬に注力。鞍上との息がぴったり合っており、想定通りかそれ以上の機敏さでギアチェンジして鋭く切れた。一気の距離短縮で久々のワンターン戦。まさに試金石の一戦となるが、調整の順調さは特筆レベル。フェブラリーSに向けてメドを立てる可能性は十分だ。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。