ヤンキースからフリーエージェント(FA)になったフアン・ソト外野手は25日(日本時間26日)、5球団から契約のオファーを受けたことを『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者が伝えた。
ソトはメジャー8年目の26歳。今季は157試合に出場して41本塁打、109打点、出塁率.419、.OPS.989、得点圏打率.345とキャリア最高のシーズンを過ごし、ヤンキースのワールドシリーズ進出に大きく貢献。自身5度目のシルバースラッガー賞も獲得した。
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■大谷と同様「後払い」が含まれる可能性も
今オフの目玉とされる、26歳天才打者の争奪戦が本格化している。
『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者によると、ソトはヤンキース、レッドソックス、メッツ、ドジャース、ブルージェイズの5球団からオファーを受けているという。
この発表を受けて、米複数メディアがこれを報道。現地メディア『スポーツ・イラストレイテッド』は、「ソトが決断を下すまでにはしばらく時間がかかるかもしれない。チームが互いに競り合い、より高額のオファーを出す可能性もある。他のチームも参入し、独自のオファーを出すかもしれない」と争奪戦の幕開けを知らせた。
また、契約金については、ドジャースの大谷翔平投手の7億ドル(約1078億円)に迫る可能性も囁かれており、2023年に大谷が結んだのと同様の「後払い」が含まれる可能性があるという。
■ド軍の狙いは、ソトではなくテオスカー?
一方で、現地メディア『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は同日、「ソト獲得に真剣に動いているチームは、メッツ、ヤンキース、ブルージェイズ、レッドソックスの4球団のみ」と、“ソト争奪戦”からドジャースを除外した。
先週ドジャースはソトと面談を行ったばかりだが、同氏は「この面会はソトの獲得価格を引き上げるのに一役買っているかもしれないが、さらに重要なことは、外野手のテオスカー・ヘルナンデスにドジャースと再契約するよう少しプレッシャーをかけることだ」とし、面談の狙いはT・ヘルナンデスと契約をまとめるためだと指摘した。
テオスカー・ヘルナンデス外野手は今季2350万ドル(約36億円)の1年契約でドジャースに移籍。154試合に出場して打率.272、キャリア最多の33本塁打、99打点、OPS.840の成績を残した。7月には自身2度目のオールスターにも出場し、ホームランダービーでは初優勝を飾った。
ファンからはT・ヘルナンデスとの複数年契約を望む声が根強く上がっているが、ドジャースの大本命はソトか、T・ヘルナンデスか。今後の動向にも注目したい。
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