【MLB】佐々木朗希に最も適した球団は……1位マリナーズ、ドジャースは4位 米メディアが特集 イチローが交渉同席の可能性も

【MLB】佐々木朗希に最も適した球団は……1位マリナーズ、ドジャースは4位 米メディアが特集 イチローが交渉同席の可能性も
佐々木朗希 (C) Getty Images

ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手に関して、米紙『USA TODAY』は11日(日本時間12日)、「日本のスター投手に最適なチームはどこ?」と題して記事を公開。フィットする5チームを紹介したが、有力視されているパドレスは外れ、本命候補のドジャースも4位に沈んだ。

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■「これ以上先発必要?」ド軍へ疑問

佐々木の代理人であるジョエル・ウルフ氏が「すでに20球団以上が接触してきた」と明かしたように、日本の怪物右腕を巡っては大争奪戦がすでにスタートしている。

そんな中、米紙『USA TODAY』は、佐々木に最もフィットする球団として5チームをチョイスし、紹介した。

5位にランクインしたのはパイレーツ。ナ・リーグ最下位に沈んだとはいえ、チームには新人王を獲得した若き剛腕ポール・スキーンズ投手をはじめ、有望な先発陣が台頭。来季への期待感は大きく、記事は「優勝するためには、優れた先発ローテーションというだけでなく、それ以上のものが必要となる。この(佐々木との)契約が実現すれば、球団に大きな変革をもたらす可能性がある」とし、チームの成長と佐々木の成長がリンクすると訴えた。

4位は本命視されているドジャース。「ササキにとってワールドシリーズ王者よりも魅力的な選択を提示できるチームは少ない」と指摘。最近の成功や日本とのつながりを含め、すべてが移籍先としてふさわしいとしつつ、「先発投手がさらに必要か? そうではないだろう」と記した。良い投手をどれだけ揃えても困ることはないと認めながらも、先発陣が過多となりそうな状況に難色を示した形だ。

■「シアトルに魅かれる可能性は高い」

続く3位にはタイガース、2位にはガーディアンズをチョイス。いずれも才能豊かな投手が育ってきており、そこに佐々木を組み入れることに魅力を見出していた。

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1位となったのはマリナーズ。「ササキが求める条件をすべて満たしている」と断言。「イチロー、ヒサシ・イワクマ(岩隈久志)、ユウセイ・キクチ(菊池雄星)らが活躍したように、日本選手との歴史は利点になる。また、シアトルはローガン・ギルバート、ジョージ・カービー、ブライス・ミラーといった非常に強力な投手を育てており、彼らは昨季、チームがプレーオフ進出に迫る勢いを見せた際に重要な役割を果たした」と説明した。

その上で「シアトルは投打で若い才能が躍動している。充実したファームシステムも持っているため、ササキが魅力を感じる可能性は非常に高い。まさに理想的な組み合わせと言える」と訴えた。

すでにマリナーズは争奪戦に参加することを表明。地元紙『シアトル・タイムズ』によると、「マリナーズはイチローを含めて本格的なリクルート活動を計画」しており、チームのレジェンドが交渉の場に同席する可能性まで示唆した。

「25歳ルール」に則り、マイナー契約しか結べない佐々木を巡っては低予算の球団も名乗りを挙げることが可能で、年俸以外の部分でチーム選択をする必要が出て来る。果たして何を基準に新天地を選ぶのか、このあたりも注目だ。

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