【中京記念/血統傾向】小倉で覚醒する単回収値「317」の血 コース替わりで警戒の穴馬

24日に小倉競馬場で行われる中京記念(GIII、芝1800m)の「血統傾向」を分析する。

マイラーズC3着から距離延長で重賞初制覇に挑むファルコニアや、5勝中4勝を芝1800mで挙げているミスニューヨーク、今年の京都記念3着馬カイザーミノル、小倉は9戦3勝2着3回と得意にしているダブルシャープら、ハンデ戦で行われるだけに難解な1戦となりそうだ。

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ここでは、血統データから読みとく中京記念の推奨馬を紹介する。宝塚記念から4週連続で推奨馬が連対しており、この勢いに乗って今週も適性の高い馬をあぶり出していきたい。

■王道ディープインパクトの血が活きる舞台

今年も開催日程の変更により、中京ではなく小倉競馬場・芝1800mで行われる。そのため、2017年以降に行われた小倉芝1800mのレースの中から7-8月開催かつ3勝クラス以上のレースに絞ったデータを集計。そのうち、3着内馬の血統表は以下の通り。

図を見て真っ先に感じたのは、サンデー系種牡馬が幅広く好走していること。まず王道のディープインパクト産駒が最多の2勝、複勝率45.5%と好成績。ディープを父に持つキズナ産駒やトーセンホマレボシ産駒からもそれぞれ人気薄の好走馬を出しており、この条件に適性があると言えるだろう。

次に昨年小倉で行われた中京記念では、オルフェーヴル産駒のアンドラステが1番人気の支持に応え勝利。2着には6番人気の伏兵ハーツクライ産駒のカテドラルとサンデー系のワンツー決着だった。

このようにサンデー系が好走できているのは、小倉芝1800mの舞台設定に要因がある。小回りの平坦コースで、2コーナーの丘を登り切ってからは、だらだらと下り坂が続くため、パワーよりスピード能力が問われる展開になりやすい。今年の出走馬をみると、逃げ馬はベレヌスベステンダンクくらいで昨年同様スローのやや瞬発力寄りのレースになると読む。よって今回はシンプルにスピードと瞬発力に富んだディープインパクト系から2頭を推奨馬としてピックアップしたい。

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1頭目は、ディープインパクト産駒のファルコニア。前走マイラーズC3着時の鞍上である川田将雅騎手が継続騎乗。ここでは1番人気が想定される。同じ小回りコースである昨年の小倉記念は1番人気ながら6着に敗れているが、掲示板5頭中4頭が4角5番手以下の差し決着のレースだった。2017年以降、父ディープインパクトの牡馬が、芝の3勝クラス以上の1800mハンデ戦に出走すると【7-7-9-45】(勝率10.3%、連対率20.6%、複勝率33.8%/複回収値67)。なかでも56kgの斤量を背負った場合は【5-0-1-9】(勝率33.3%、連対率33.3%、複勝率40.0%/単回収値166)と高い勝率をマーク。週末の天気次第では馬場が悪くなる可能性もあるが、前述の条件でかつ稍重時において、2020年の初富士Sを6番人気で制したプレシャスブルーも負け知らず。稍重程度の馬場状態ならば問題なく走ってくるだろう。

2頭目はミッキーアイル産駒のシャーレイポピーをピックアップ。阪神マイルで4勝とマイル中心に使われてきたが、5走前の五色沼特別で2着に好走しているように小回りの1800mのレースでも対応出来そう。また本血統は重賞レースに強く、父ミッキーアイルの牝馬が、芝の重賞に出走すると【7-4-2-17】(勝率23.3%、連対率36.7%、複勝率43.3%/複回収値157)と勝率、複勝率ともに高く、レースレベルが上がっても問題なし。なかでも小倉に絞ると【2-1-0-1】(勝率50.0%、連対率75.0%、複勝率75.0%/単回収値317)と相性がよく、今回初の小倉になるがパフォーマンスを上げそうだ。コース替わりをきっかけに一気に重賞制覇まで達成しても不思議ではない。

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文・中井達也(SPREAD編集部)


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