第166回天皇賞・秋(GI、東京芝2000m)には、春二冠で2着のイクイノックス、日本ダービー4着のダノンベルーガ、皐月賞馬ジオグリフと3歳世代のトップクラスが集結した。
迎え撃つ古馬勢も札幌記念で重賞2勝目を挙げたジャックドール、ドバイシーマクラシックを制した昨年のダービー馬シャフリヤールなど多士済々。
3歳馬vs.古馬、そのゆくえを占うポイントになる今回の「危険な人気馬」として、3歳馬ダノンベルーガを取り上げる。
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■メイチの日本ダービーが現状の実力
デビュー2戦目にクラシックの登竜門・共同通信杯を制し、一躍、春の候補に名乗り出たダノンベルーガだが、その後は皐月賞で2番人気4着、日本ダービーも1番人気4着。
皐月賞は若干、余裕残しの仕上がりに見え、加えて外が伸びる馬場状態で最内1枠発走が響いた。しかし、マイナス10キロと絞って目一杯に仕上げられ、レースでもロスなく運んだ日本ダービーが案外の走り。これが現状の実力であると言える。
新馬と共同通信杯で東京2勝を誇り、注目される3歳世代の一角とあって、ここも4、5番人気の評価を受けそうだが、春から急成長の兆しもなく、相手がより強化されるここは「消し」の評価を下す。
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天皇賞秋2022予想コラム一覧
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▼データ予想
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文●SPREAD編集部