第166回天皇賞・秋(GI、芝2000m)の枠順が27日、JRAより発表された。
今年の皐月賞と日本ダービーで2着のイクイノックスは4枠7番、皐月賞馬ジオグリフは4枠6番、昨年の日本ダービー馬シャフリヤールは5枠8番、札幌記念で重賞2勝目を飾ったジャックドールは5枠9番、ドバイターフでGI初制覇を飾ったパンサラッサは2枠3番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
◆【天皇賞秋2022予想/穴馬アナライズVol.3】覚醒した“8人気”前後の伏兵 「“どデカい”穴を開ける資格」
■人気馬が同枠に入る
人気が予想されるイクイノックスとジオグリフが入った4枠は【4.0.1.14】と最多4回の優勝をしている。優勝しているのが、2018年2番人気レイデオロ、17年1番人気キタサンブラック、15年1番人気ラブリーデイらGIを制した上位人気馬なだけに、皐月賞馬のジオグリフには追い風となる。
また、こちらも人気が予想されるシャフリヤールとジャックドールが入ったのが、昨年の2番人気3着グランアレグリア、2020年5番人気2着フィエールマン、19年3番人気2着ダノンプレミアムと3年連続して馬券に絡んでいる5枠だ。馬券に絡んでいるのが全て5番人気以内であり1番人気に限定すれば【1.1.0.0】連対率100%なだけに当日の人気次第で軸にすべきだろう。
逆に一回も優勝がないのは、ユーバーレーベンとカデナが入った8枠だ。過去を遡ると2003年の1番人気シンボリクリスエスが優勝しているが、それ以降に1番人気が同枠に入ったことがなく、2012年に3番人気カレンブラックヒルが入ったが5着に沈んでいるだけに、同枠に入った2頭は割り引く必要はあるだろう。
▼その他、過去10年データ傾向
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天皇賞秋2022予想コラム一覧
▼追い切り診断
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▼穴馬予想
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▼データ予想
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文●SPREAD編集部