【天皇賞・秋/騎手データ】軸は馬券圏内率“8割超え”の名手も、人気以上に導く穴男に注目

30日は東京競馬場で天皇賞・秋(GI、芝2000m)が行われます。

数多の名馬が勝利を飾ってきた格式高いレースで、今年は3歳馬と古馬の激突に大きな注目が集まっていますね。今回は2002年の中山開催を除く2000年以降の過去データを参考に気になる騎手データを見ていきます。

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■一発なら吉田隼人騎手

今年の天皇賞・秋に騎乗する騎手の中で、2002年の中山開催を除く2000年以降のレースで騎乗経験があるのは13騎手。各騎手のデータは次の通りです。

[2000年以降]天皇賞・秋の騎手別成績(2002年の中山開催を除く)

着順と人気のバランス、連対率の両面を重視して見ていくと、真っ先に取り上げたいのが吉田隼人騎手です。過去騎乗数は3鞍と限られるものの、2007年のアグネスアーク(7人気2着)、10年のヤマニンキングリー(15人気10着)、13年のアンコイルド(8人気4着)と騎乗馬3頭全てを人気以上の着順に導けていますね。

平均着順と人気の差「-4.7」が物語るように、今年も人気以上の激走があっても驚けないでしょう。同騎手は今年の大阪杯優勝馬のポタジェ(牡5、栗東・友道康夫厩舎)に騎乗予定。同馬は前日16時時点で8番人気ですが「-4.7」が今回も当てはまるようなら、3着に突っ込んでくる場面を考えておきたいですね。

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■M.デムーロ騎手の勝負強さも注目

続いて吉田隼人騎手以上の高い連対率を誇るM.デムーロ騎手について見ていきましょう。同騎手は2012年のエイシンフラッシュ(5人気1着)、13年のエイシンフラッシュ(3人気3着)、16年のリアルスティール(7人気2着)、17年のサトノクラウン(2人気2着)と集計期間内4度の馬券絡みがあります。とくに天覧競馬として行われた2012年はレース終了後に下馬し「最敬礼」を行ったことが大きな話題となり、競馬名シーンのひとつとして語り継がれていますね。

注目は人気で【M.デムーロ騎手】×【当日7番人気以内】は【1.2.1.2】の連対率50%。前述したように伏兵馬でも結果を残せているのが強みです。同騎手は今年の天皇賞・秋で前日16時時点で11番人気のユーバーレーベン(牝4、美浦・手塚貴久厩舎)に跨ります。当日もっと人気が上昇するようなら押さえてみてください。

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■中心はC.ルメール騎手で譲れないか

最後に騎乗騎手の中で集計期間内最多となる3勝を誇るC.ルメール騎手について見ていきましょう。2019年、20年はアーモンドアイで連覇を飾るなど「令和の盾男」と言えばC.ルメール騎手。2008年のタスカータソルテ(5人気17着)、15年のサトノクラウン(7人気17着)の成績が響き、人気と比べると着順の落ち込みが見られますが、高い勝率と連対率を思えば許容範囲でしょうか。

なお、【C.ルメール騎手】×【当日2番人気以内】は【3.0.2.1】の連対率50%、複勝率83.3%。人気でも疑う必要は一切ありません。同騎手は皐月賞2着、日本ダービー2着とGIで惜敗が続くイクイノックス(牡3、美浦・木村哲也厩舎)に騎乗予定。同馬は前日16時時点で1番人気ですから、この人気が当日も続くようなら「堅軸」と考えられますね。

以上、天皇賞・秋の気になる騎手データでした。データ注目騎手と吉田隼人騎手、C.ルメール騎手の2名を推奨します。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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