【皐月賞/前走ローテ】共同通信杯“2着以内”が中心も、主要トライアル2鞍に潜む盲点とは

 

[皐月賞]過去10年の前走ローテトップ5

16日に中山競馬場で行われる第83回皐月賞(GI、芝2000m)の過去10年データを紹介する。

共同通信杯を制したファントムシーフ、京成杯で2戦2勝としたソールオリエンス、重賞3連続2着のトップナイフ、弥生賞勝ちのタスティエーラ、3連勝できさらぎ賞を制したフリームファクシなどが出走予定。

ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■共同通信杯組が過去5勝で圧倒

過去10年のうち6回は、前走2着以内の馬が3着までを独占。勝ち馬に限ると「前走・連対」が絶対条件となっている。その条件を踏まえたうえで、最多5勝は【5.0.2.9】の前走・共同通信杯組。2021年エフフォーリア、22年ジオグリフと現在2連勝を飾っている。今年の該当馬は、同レースを制したファントムシーフ、2着に入ったタッチウッドの2頭だ。

[皐月賞]過去10年の前走ローテ

共同通信杯 【5.0.2.9】 勝率・連対率31.3%、複勝率43.8%
スプリングS 【2.1.2.31】 勝率5.6%、連対率8.3%、複勝率13.9%
ホープフルS 【2.0.0.3】 勝率・連対率・複勝率40.0%
毎日杯 【1.0.0.8】 勝率・連対率・複勝率11.1%
弥生賞 【0.5.3.33】 勝率0.0%、連対率12.2%、複勝率19.5%
若草S 【0.1.1.21】 勝率0.0%、連対率4.3%、複勝率8.7%
朝日杯FS 【0.1.0.1】 勝率0.0%、連対率・複勝率50.0%
アーリントンC 【0.1.0.1】 勝率0.0%、連対率・複勝率50.0%
東スポ杯2歳S 【0.1.0.1】 勝率0.0%、連対率・複勝率50.0%
きさらぎ賞 【0.0.1.6】 勝率・連対率0.0%、複勝率14.3%
京成杯 【0.0.1.4】 勝率・連対率0.0%、複勝率20.0%

続く2勝は前走・スプリングS組【2.1.2.31】と前走・ホープフルS組【2.0.0.3】。ただ、今年はホープフルS組が不在。スプリングS組からは5頭出走予定だが、条件に合致する馬は、ベラジオオペラホウオウビスケッツとなる。

タスティエーラトップナイフワンダイレクトらが該当する前走・弥生賞組は【0.5.3.33】で、過去未勝利だが、昨年こそ1番人気ドウデュースが3着と人気を下回る着順に終わったが、21年は8番人気タイトルホルダーが2着、18年は9番人気サンリヴァルが2着、17年は12番人気ダンビュライトが3着に好走した。

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弥生賞組の好走条件は前走5番人気以上、かつ4着以内であり、前述3頭は該当する。アタマはどうかも、相手には入れておきたい。

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文●SPREAD編集部