■ワンダイレクト
2009年のフィリーズレビューなど、現役時には重賞4勝を挙げたワンカラットの孫にあたる良血ワンダイレクト。前走の弥生賞は初の長距離輸送というハードルがありながらも、外からしっかりと脚を伸ばして3着。敗れはしたが、この馬自身まだキャリアが浅く、GI2着のトップナイフなど重賞好走馬が相手の中、よく健闘している印象だ。
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2走前の若駒Sは先団からレースを進めると、残り200mのところで抜け出すも、最後は大外からマイネルラウレアの強襲に遭い2着まで。単独で先頭に立ったところで集中力を欠いて内にヨレるなど、まだ存分に若さを残しているが、それでも僅差の2着にまとめているあたりはポテンシャルの高さだろう。5月の遅生まれで、本格化はまだ先になりそうだが素質はある。
今回は藤岡佑と初コンビとなるが、レースセンスがよく、操縦性もいい馬なのでテン乗りは問題はなさそう。むしろ祖母ワンカラット、母ワントゥワンにも騎乗経験があり、騎手ゆかりの血統なだけに、この乗り替わりはプラスにとらえたい。弥生賞2番人気3着でこの人気落ちなら押さえていて損はなし。想定“14人気”前後の爆穴が高配当を届ける。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。