第40回エプソムカップ(GIII、芝1800m)の枠順が9日、JRAより発表された。
前走・ダービー卿CTの勝ち馬インダストリアは2枠3番、同2着のジャスティンカフェは8枠15番、3勝クラス・府中Sを制したレインフロムヘヴンは3枠5番、今年の京都金杯2着のエアロロノアは1枠1番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■人気以上の好走が目立つ1枠に警戒
人気が予想されるインダストリアが入った2枠は【0.1.1.14】勝率0.0%、連対率6.3%、複勝率12.5%。2020年には1番人気のサトノアーサーが6着に沈むなど、馬券に絡んだのは15年の1番人気サトノアラジンまで遡る。

[エプソムC]過去10年の枠順傾向
こちらも人気が予想されるジャスティンカフェは、2年連続で8枠に入った。昨年のジャスティンカフェは、1番人気ながら4着と馬券内には届かず。しかし2020年には18番人気のトーラスジェミニが3着に激走し、3連単420万円超えの大波乱を巻き起こした。
複勝率トップ33.3%の3枠には、レインフロムヘヴンが入った。3枠はここ2年馬券に絡めていないが、2020年には9番人気ダイワキャグニーが優勝するなど、平均人気8.3に対して、平均着順6.9と健闘している。しかし、差し馬に限ると【0.0.2.4】で勝率0%。上がり3F3位以内の末脚でも3着と考えると、レインフロムヘヴンにとって厳しいデータといえる。
警戒したいのは1枠。平均人気9.7だが、平均着順7.9と人気以上の好走を見せている。2020年は5番人気のソーグリッタリングが2着、14年の2番人気ディサイファは優勝、13年の7番人気サンレイレーザーは3着と、馬券に絡んだ3頭は人気を上回る着順だった。今年1枠のエアロロノアとマテンロウスカイが、期待以上の好走を見せてくれるか注目したい。
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文●SPREAD編集部