11日に東京競馬場で行われる第40回エプソムカップ(GIII、芝1800m)のデータを紹介する。
前走・ダービー卿CTを制したインダストリア、同2着のジャスティンカフェ、昨年のNHKマイルC3着馬カワキタレブリー、昨年2着以来の復帰戦で3度目の挑戦となるガロアクリークなどが出走予定。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「脚質傾向」を分析していく。
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■末脚勝負も後方からは厳しい
過去10年、逃げ【1.1.3.5】、先行【5.4.0.29】、差し【4.3.7.57】、追込【0.2.0.36】と、好位から中団に位置づけた馬の活躍が目立つ。昨年も道中好位追走でレースを進めたノースブリッジが優勝、2着のガロアクリークは3角まで7番手であったが、4角では5番手まで進出。最終直線では上がり3F3位の末脚を披露した。

[エプソムC]過去10年の脚質傾向
東京競馬場の長い直線では、最後の瞬発力勝負になることが多い。上がり3Fの成績を見ると5位以内が【6.10.6.32】で複勝率40.7%。上がり3F最速の場合は【3.3.0.8】で勝率21.4%、連対率・複勝率42.9%と信頼できるデータが存在する。
しかし、後方から追い込む場合は厳しく、4角10番手以下の成績は【0.4.1.55】。昨年もジャスティンカフェが4角12番手の最後尾から、上がり3F1位の末脚を見せたが、クビ差で4着に沈んでいる。
今年も出走を予定しているジャスティンカフェや、昨年のNHKマイルCで後方14番手から豪脚を見せたカワキタレブリーは4角でのポジションが重要となる。
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文●SPREAD編集部