【日本ダービー/脚質傾向】サトノレイナスに不安データ、今のダービーポジションは4角4番手以内

30日に東京競馬場で行われる第88回・日本ダービー(GI、芝2400m)の過去10年データを紹介する。

デビューから4連勝で皐月賞を制したエフフォーリア(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)は、昨年のコントレイルに続く史上8頭の無敗二冠を目指す。さらに桜花賞2着のサトノレイナス(牝3、美浦・国枝栄厩舎)は2007年のウオッカ以来となる史上4頭目の牝馬による日本ダービー制覇を目論む。

ここでは「脚質傾向」を分析していく。

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■近代のダービーポジションは4角4番手以内

過去10年、先行【5-2-2-25】、差し【4-6-6-67】と先行・差しが圧倒的に有利で、逃げは【0-1-1-9】、追込は【1-1-1-46】と極端なポジションは劣勢。

かつて「ダービーポジション」と言われた時代と比べ、後方待機でも上位争いに加われるようにはなっているが、4角10番手以内の馬は【8-8-8-84】、対して4角10番手以下は【2-3-3-73】と、やはりある程度は勝負圏内に位置する必要がある。

とくに理想は4角4番手以内で【5-5-5-34】の勝率11.1%でトップ。昨年のコントレイル、19年のロジャーバローズ、18年のワグネリアン、17年のレイデオロと、4年連続で4角4番手以内に位置した馬が制している。

ワグネリアンは8枠発走からの積極策、レイデオロは後方から一気のマクリで4角には先団に位置しており、これが近代の「ダービーポジション」と言える。ここまで先行抜け出しの競馬を続けているエフフォーリアにとってはプラスデータだ。

◆【日本ダービー2021/過去10年データ・人気傾向】2番人気は勝率「10%」、1・2番人気ワンツーは過去10年で昨年のみ

■4角1番手は壊滅的、10番手以下も届かず

一方、【0-1-1-9】と壊滅的なのが逃げ。4角1番手で回って馬券に絡んだのは過去10年で、18年2着のエポカドーロ、13年3着のアポロソニックの2頭のみで、このほか17年にマイスタイルが14番人気で4着と健闘したが、ほかは掲示板にすら載っていない。

今年、主導権を握るのは皐月賞2着のタイトルホルダーか。先週のオークスのように意外な隊列があるかもしれないが、いずれにせよ、早めの競馬で結果を残している同馬が4角で先頭に立っている可能性は高く、データ上では厳しいレースとなる。

また、【1-1-1-46】とこちらも好走例の少ない追込は、15年3着のサトノクラウンが4角13番手、13年優勝のキズナが4角14番手、11年2着のウインバリアシオンが4角15番手のポジション。

桜花賞2着から挑む牝馬・サトノレイナスは距離延長で追走が楽になると思われるが、これまでと同様に後方から終いに懸ける競馬に徹するようであれば、V争いから外れる可能性も否定できない。

◆【日本ダービー2021/過去10年データ・前走ローテ】エフフォーリア、二冠達成の確率は「30%」 無敗でも過信は禁物

■日本ダービー2021予想コラム一覧

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▼穴馬予想
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文・SPREAD編集部


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