【ジャパンC/枠順】コントレイルのラストランVに追い風 「複勝率50%超」の良枠に入る

 

【ジャパンC/枠順】コントレイルのラストランVに追い風 「複勝率50%超」の良枠に入る

第41回・ジャパンカップ(GI、芝2400m)の枠順が25日、発表された。

昨年の三冠馬コントレイルは1枠2番に、ハイレベルな3歳世代の頂点に立った今年のダービー馬シャフリヤールは2枠4番、前走のアルゼンチン共和国杯を快勝したオーソリティは4枠7番に入った。

この記事では、過去10年データをもとに予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。

◆【ジャパンカップ2021予想/危険な人気馬-前編】2強の一角は“消し” 国内外GI馬9頭が集結した一戦で「買うべきではない」1頭とは

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■有力2頭は良枠に入る

上位人気が予想されるコントレイルは、【4-3-2-8】と最も成績の良い枠に入った。昨年は1枠に入ったカレンブーケドールが4着と馬券内に好走できなかったものの、18年アーモンドアイ、17年シュヴァルグラン、16年キタサンブラックらが3年連続で勝利しており、複勝率も52.9%と高い数値を叩き出している。こちらも上位人気が予想されるシャフリヤールが入った2枠は、過去10年で【2-0-2-15】という成績で、1枠に次ぐ勝利数を挙げている。昨年はアーモンドアイが2枠から勝利をしていた。

また、シャドウディーヴァサンレイポケットが入った6枠は過去10年で【0-1-0-19】と過去に連対した馬は2016年のサウンズオブアース1頭のみという鬼門の枠となっている。2017年にはサトノクラウンが6枠に入り3番人気の支持に推されるも10着に大敗してしまっているように人気馬の凡走も目立つ。2頭とも強力な末脚を評価されて穴人気しそうだが、全幅の信頼は置けない。

◆【ジャパンカップ2021予想/追い切りジャッジ】“2強”を上回る「S」評価 心身ともに充実で「これ以上ない仕上がり」

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■波乱を演出する3枠には伏兵馬が入る

一方で3枠は【1-1-2-16】と振るわない成績にも見えるが、2020年デアリングタクト(3人気3着)、19年スワーヴリチャード(3人気1着)、15年ラストインパクト(7人気2着)、13年トーセンジョーダン(11人気3着)と度々波乱を演出している。

今回3枠に入ったのはキセキグランドグローリーの2頭。特にキセキは脚質面からも内目の枠は歓迎で、この馬の激走も想定しておきたいところだ。

▼その他データ傾向
◆【血統傾向】穴馬に100%共通する“米国ダートの血”

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ジャパンカップ2021予想コラム一覧

▼追い切り予想
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◆【A評価】シャフリヤールを上回る「A」評価は人気の盲点 反応の機敏さは“特筆レベル”

◆【A評価】自己ベストマークのコントレイルに高評価 ラストランVへ「万全の状態」

◆【B評価】シャフリヤールに辛口評価 「前走のダメージが思った以上に……」

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズ・前編】シャフリヤールは△評価 単勝10倍以上の長距離砲に“一発”の気配

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◆【穴馬アナライズ・後編Vol.2】積極的に“買い”の惑星 立て直しに成功した実績馬を猛プッシュ

◆【穴馬アナライズ・後編Vol.3】3歳牝馬ユーバーレーベンを再評価 大敗から巻き返しの余地あり

◆【危険な人気馬・前編】2強の一角は“消し” 国内外GI馬9頭が集結した一戦で「買うべきではない」1頭とは

◆【危険な人気馬・後編】コントレイルを上回る「勝負根性」と「血統適性」を持つ伏兵馬に本命視

▼データ予想
◆【データ攻略/前編】有力馬2頭に“明と暗” 立ちはだかる「勝率0%」の高き壁

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文・SPREAD編集部

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