【中山記念/追い切り診断】上位人気に不満の「B」評価 ギアの入りが半端「万全とは言えない」

■ダノンザキッド

【中間調整】2歳GI・ホープフルSの覇者だが、皐月賞はレース中の接触があり大敗、その後骨折でダービーは見送りと、3歳春は苦い思いを味わった。立て直されて臨んだ昨年秋は、6カ月ぶりの復帰戦だった富士Sが4着、続くマイルCSでは女王グランアレグリアに0秒2差の3着に入り、改めて地力の高さをアピール。その後は休養し、今季は中距離路線へ矛先を向けて中山記念からの復帰が決定した。2月1日に栗東へ帰厩、3日に坂路14-14で初時計。以降、坂路とCWを併用し心身を鍛錬する安田隆行厩舎らしい調整が進んでいる。1週前追いとなるCW併せ馬には川田騎手が騎乗し、重賞2勝馬ダイアトニックを追走。並んでからの仕掛けにやや気難しさを見せ、鞍上を手こずらせたような面もあったがなんとか併入に持ち込んでいる。

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【最終追い切り】1週前がハードな内容だったので、今週はCW単走で今週は反応を確認する程度の内容。緩いペースの入りで力みを見せ、ラストも若干頭が高かったが、伸びそのものは豪快だった。

【見解】全体的に前向きさがあり、リフレッシュ効果は感じる。しかし仕掛けられて頭を上げてしまい、ギアが半端にしか入っていないような状況なのは気になるところだ。見えない部分で痛みがあるのか、精神的なものか。なんにせよ攻め気配は万全とは言えない。ただしもっと反抗的で精神面にブレがあったように見えた富士Sでも4着に入れており、地力でなんとかする可能性はある。

総合評価「B」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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