【中山記念/騎手データ】前日20倍前後でも侮れない人馬 「連対率100%」に該当で軽視禁物

27日は中山競馬場で今後の大阪杯や安田記念に繋がる伝統の重賞・中山記念(GII、芝1800m)が行われます。

今回は2000年以降の過去データをもとに、中山記念の気になる騎手データを見ていきます。

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■M.デムーロ騎手に要注目

今年の中山記念に騎乗する騎手の中で過去騎乗経験があるのは13名。各騎手の騎手データは次の通りです。

[2000年以降]中山記念の騎手別成績

表からも明らかな通りですが、中山記念で連対経験があるのは僅か5騎手しかいません。その5騎手の中でも連対率に大きな開きが見られることから、特定の騎手の活躍が目立つ重賞と言えますね。

そして連対経験がある5騎手の中で飛び抜けた連対率を誇るのがM.デムーロ騎手です。2006年ダイワメジャー(1人気2着)、2011年ヴィクトワールピサ(1人気1着)、2016年ドゥラメンテ(1人気3着)、2017年ネオリアリズム(3人気1着)ら人気馬に跨る機会が多かったものの、中山記念の勝たせ方を熟知している騎手と考えられます。

また【M.デムーロ騎手】×【関東馬】は【2-1-0-0】と連対率100%となるデータが見つかり、【M.デムーロ騎手】×【当日3番人気以内】も【3-2-0-1】連対率83.3%とハイアベレージです。そんなM.デムーロ騎手が今年の中山記念で跨るのが前日15時時点で7番人気の関東馬ヒュミドール(セ6、美浦・小手川準厩舎)。当日3番人気以内に支持されるのは難しそうですが、データ上は【M.デムーロ騎手】×【関東馬】という熱いパターンに該当しますので軽視は禁物です。

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■着順と人気のバランスに優れるのが松岡正海騎手

続いてM.デムーロ騎手に次ぐ高い連対率を記録できている松岡正海騎手について見ていきましょう。同騎手は着順と人気のバランスに優れ、2010年以降はすべて人気以上の着順に導いています。2012年シルポート(7人気2着)、2013年シルポート(8人気3着)、2018年ウインブライト(2人気1着)、2019年ウインブライト(5人気1着)と人気以上に導きつつ、同一馬で連続好走していることが分かりますね。

松岡正海騎手が今年の中山記念で騎乗するのが前日15時時点で8番人気のウインイクシード(牡8、美浦・鈴木伸尋厩舎)。昨年の3着馬ながら年齢や近走の着順が嫌われ伏兵評価に留まっている同馬。この人気が当日も続くようなら押さえるべきでしょう。

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■川田将雅騎手は2021年以降の中山重賞で不振

最後に断然人気のダノンザキッド(牡4、栗東・安田隆行厩舎)に騎乗する川田将雅騎手について見ていきます。中山記念の騎乗経験は1鞍だけですから、これだけでは巧拙を判断できません。そのため、2017年以降の年ごとの中山重賞成績を記載します。

[2017年以降]川田将雅騎手の中山重賞年別成績

2020年に連対率71.4%を記録するなど、2018年から2020年にかけて中山重賞を得意としていた川田将雅騎手ですが、一転して2021年以降は勝ち切れていません。昨年は皐月賞のダノンザキッド(15着)、スプリンターズSのダノンスマッシュ(6着)ら1番人気に6度騎乗する機会がありましたが、結果は【0-0-3-3】で連対率はまさかの0%。そのため2021年以降のデータを重視する場合は思い切って“切り”の対象として考えてみるのがいいかもしれませんね。

以上、中山記念の気になる騎手データのご紹介でした。今回はデータ注目騎手としてM.デムーロ騎手、松岡正海騎手の2騎手をピックアップします。

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中山記念2022予想コラム一覧

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▼穴馬予想
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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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