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【安田記念/血統傾向】詰めたローテで変わり身が期待できる単回収値「124」の配合馬

 

【安田記念/血統傾向】詰めたローテで変わり身が期待できる単回収値「124」の配合馬

5日に東京競馬場で行われる安田記念(GI、芝1600m)の「血統傾向」を分析する。

昨年のNHKマイルC勝ち馬シュネルマイスターや、4連勝で東京新聞杯を制したイルーシヴパンサーをはじめ、ヴィクトリアマイルで5着のソングライン、NHKマイルCで4着から参戦する3歳馬のセリフォスらマイル王決定戦に相応しい好メンバーが揃った。

◆【安田記念2022予想/データ攻略-前編】シュネルマイスターとファインルージュに“明暗”、馬券内率“100%”と“ゼロ”とは

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ここでは、血統データから読みとく安田記念の推奨馬を紹介する。

■切れ味のあるサンデー系に注目

データは2017年以降の安田記念を集計。3着内馬の血統表は以下の通り。

過去5年でサンデー系種牡馬が4勝しており、なかでもディープインパクト産駒が【3-1-0-18】(勝率13.6%、連対率18.2%、複勝率18.2%/単勝回収値327)と優秀で現在2年連続優勝中。また、母父をみるとキングカメハメハ【1-0-1-1】や、Storm Cat【2-0-0-2】、Tapit【1-1-0-0】の米国血統が好成績を残している。

安田記念は、スプリント戦強豪馬の出走が多く速い流れになりやすいため息の長い末脚が持ち味の「持続型」が浮上しやすい。それが、母系に米国の馬がフィットする所以だろう。今回は米国型を母父に持つサンデー系2頭を推奨馬としてピックアップしたい。

1頭目は、ハーツクライ産駒のイルーシヴパンサーだ。父ハーツクライ×母父キングマンボ系の牡馬は東京芝1600mに出走すると【5-0-3-5】(勝率・連対率38.5%、複勝率61.5%/単勝回収値211)と抜群の成績を収めている。なかでも4~6月の春時期に出走すると【3-0-0-2】(勝率・連対率60.0%、複勝率60.0%/単勝回収値400)。前走東京新聞杯で、最後方からカラテとファインルージュを置き去りにした末脚は、圧巻で本格化を感じさせた。4連勝中の勢いのままGI制覇を期待したい。

2頭目は、キズナ産駒で母父がBCジュヴェナイル勝ちのボストンハーバーであるファインルージュに注目したい。前走ヴィクトリアマイルではソダシに敗れ2着だったが、直線の追い出しのところで躓いてしまうアクシデントがあった。そこからの中2週の出走とあって疲労が心配されるが、父キズナ×母父ボールドルーラー系の牝馬は、中2週以内で芝のレースに出走すると【4-1-1-13】(勝率21.2%、連対率26.3%、複勝率31.6%/単勝回収値72)と高い勝率を誇っており、なかでも前走が良馬場だった場合は【4-0-1-6】(勝率36.4%、連対率36.4%、複勝率45.5%/単勝回収値124)。間隔を詰めて使ってパフォーマンスを上げるタイプで前走のヴィクトリアマイルが良馬場だった点も踏まえると疲労も心配なく、このメンバーでも勝ち負け必須だ。

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文・中井達也(SPREAD編集部)