【AR共和国杯/危険な人気馬】馬券内率100%データでも“消し” 「妙味なく不安材料が多い」

第60回アルゼンチン共和国杯(GI、東京芝2500m)は、春の目黒記念と同じ施行条件。年に2鞍しかない東京芝2500mの重賞レースであり、加えてハンデ戦という「波乱」の要素を含む。

基本的にはGI戦線へ名乗り出たい馬たちの一戦となる。つまり重賞で2、3着止まりの馬や重賞初挑戦の馬も入り乱れ、混戦模様に拍車をかけている。

今年はGI馬・キラーアビリティが参戦する。しかし、2歳時にホープフルSを制して以降、皐月賞13着、日本ダービー6着と精鋭を欠く同馬が、古馬の重賞常連組に混じれば抜けた存在とは言えず、「危険な人気馬」の標的となる。

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■既に同世代では“一枚落ち”の存在

過去10年、3歳馬は4頭が出走し【2.0.2.0】で複勝率100%。2015年にレーヴミストラルが3着、2017年にはスワーヴリチャードが優勝、セダブリランテスが3着に入り、そして2020年にオーソリティが優勝した。

しかし、レーヴミストラルは春に青葉賞を制し、スワーヴリチャードは日本ダービーで3番人気2着、セダブリランテスはラジオNIKKEI賞まで無敗の3連勝、オーソリティは青葉賞勝ちと、いずれも3歳世代のトップクラスにいた馬たちだった。

キラーアビリティは2歳GIウイナーとはいえ、皐月賞では出負けから勝負どころでの反応鈍く13着に惨敗。立て直された日本ダービーでも折り合い重視で追い込んで勝ち馬から1秒差の6着と、既に同世代では“一枚落ち”の存在となった。

今回は、スローペースから好位の置い比べになりがちな非根幹距離の舞台。2000mでも行きたがる同馬が好位で折り合うとは思えず、1週前追いで跨った鞍上C.デムーロ騎手も調教後に掛かる面を指摘している。GIウイナーに名手、そして3歳馬優位のデータから人気になるぶん妙味もなく、むしろ不安要素が多いここは危険な存在と判断し、「消し」とする。

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文●SPREAD編集部


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