【AR共和国杯/血統傾向】GI大敗で想定オッズ“2桁”の伏兵、馬券内率「7割超」の条件で急浮上

6日に東京競馬場で行われるアルゼンチン共和国杯(GII、芝2500m)の「血統傾向」を分析する。

今年に入りダイヤモンドS1着や天皇賞・春3着など充実一途のテーオーロイヤルや、ホープフルS勝ち馬で日本ダービー6着のキラーアビリティをはじめ、悲願の重賞タイトル獲得を目指すヒートオンビートら、古馬中長距離路線の今後を占う要注目のレースだ。

ここでは、血統データから読みとくアルゼンチン共和国杯の推奨馬を紹介する。

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■ステイゴールドやロベルトの血が活きるコース形態

データは2017年以降のアルゼンチン共和国杯を集計。3着内馬の血統表は以下の通り。

図を見てわかるように、サンデー系が3着内種牡馬10頭中7頭を占めている。中でもステイゴールド系種牡馬は【3.0.1.9】(勝率・連対率23.1%、複勝率30.8%/単回収値100)、過去5年で3勝と半数以上の勝ち馬を輩出しておりステイゴールド系の馬には注意したい。

また、母系をみていくと、母父にロベルト系の血を持つ馬が【3.1.3.6】(勝率23.1%、連対率30.8%、複勝率53.8%/複回収値158)と抜群の成績。2017年以降5年連続で馬券圏内に入っているように軸向きだ。なかでも好走した7頭中6頭は父がサンデー系であった。このあたりも重視したいポイントと言える。

このようにステイゴールド系産駒やロベルト系の血が活躍している理由はコース形態とレース展開にある。東京芝2500mは、坂下からのスタートで最初の1コーナーまでおよそ450mと長さがあるコース形態。加えて芝2500mという長距離が舞台とあって、道中はスローペースになりやすく、最後の直線では「瞬発力」と「スタミナ」が必要。瞬発力とスタミナに富んだステイゴールドや父サンデー系×母父ロベルト系の血が活きるレースというわけだ。

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今回はステイゴールド系産駒と母系にロベルトの血を持つサンデー系の馬からそれぞれ1頭を推奨馬としてピックアップしたい。

1頭目は、オルフェーヴル産駒の5歳馬・ディアマンミノル。前走の京都大賞典では大外枠だったこともあり、自慢の末脚を発揮できず10着に敗退。しかし4走前の大阪―ハンブルクCは4角で最後方追走ながら直線だけの競馬で差し切り勝利。3走前の目黒記念でも上がり最速タイムで0秒1差の4着に好走とここにきて充実してきた印象。

また父オルフェーヴル産駒の牡馬が芝2400m以上の左回りに出走すると【10.7.8.37】(勝率16.1%、連対率27.4%、複勝率40.3%/複回収値79)と高い複勝率を誇る。なかでも前走が8枠で勝てなかった馬に絞ると【4.1.1.2】(勝率50.0%、連対率62.5%、複勝率75.0%/複回収値97)。前走の大敗で人気を落としそうな今回、穴馬候補としてこの馬を推奨したい。

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2頭目は、ハーツクライ産駒で母母父にロベルト系のブライアンズタイムを持つ6歳馬・ハーツイストワールをピックアップ。2走前の天皇賞・春16着から巻き返し前走の札幌日経OPで1番人気に応え勝利。東京コースは【3.5.0.1】と得意にしており、重賞レベルの相手にどこまで通用するか注目の1頭だ。

また、父ハーツクライ×母父キャプテンスティーヴの牡馬が左回りかつ芝2000m以上に出走すると【5.10.3.9】(勝率18.5%、連対率55.6%、複勝率66.7%/単回収値114)と連対率が非常に高い。なかでも、前走が右回りのレースに出走していた馬は【3.4.0.2】(勝率33.3%、連対率・複勝率77.8%/単回収値266)とサンプルは少ないが好走率は非常に高い。得意の左回りに変われば重賞馬相手でも十分勝負になる一戦だろう。

▼その他、過去10年データ傾向
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アルゼンチン共和国杯2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
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▼穴馬予想
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▼データ予想
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文●中井達也(SPREAD編集部)


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