■ラストドラフト
【中間調整】秋初戦はリステッドのオクトーバーS。ここで2着と久々の好走を果たした。ここを叩いて2年前2着がある好相性のアルゼンチン共和国杯に進むのが既定路線。在厩で調整されており、1週前に戸田師が騎乗したウッド追いでは馬場の外めを通ってスムーズに加速できていた。
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【最終追い切り】三浦騎手が騎乗し、ウッド単走。ブレのないシャープな走りで序盤から勢いに乗ると、ラストは鞍上の仕掛けに豪快な反応を見せて伸びた。打てば響くといった機敏さがあり、6歳の秋という年齢をまったく感じさせない。
【見解】前走もまずまず好状態だったが、本来の目標でなかったのは確か。そこで58キロを背負って好走できたあたり、4カ月半の休養でリフレッシュできた効果はかなりありそう。そこを叩かれ、目論見通り大きく上昇。勝ち負けの走りがあっても驚けない。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。