13日に阪神競馬場で行われる第47回エリザベス女王杯(GI、芝2200m)の過去10年データを紹介する。
一昨年の牝馬三冠・デアリングタクト、オールカマーで重賞初制覇のジェラルディーナ、前年の覇者・アカイイトら古馬勢に、秋華賞制覇のスタニングローズをはじめ、ナミュールやピンハイなどの3歳勢が挑む。
ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■着順問わずの府中牝馬S組
過去10年、最多5勝を挙げる前走・府中牝馬S組は【5.5.3.42】と、計13頭が馬券内に入っている。昨年は10番人気のアカイイトが優勝したほか、2017・18・19年の3年連続2着のクロコスミアは9、9、7番人気での好走。2016年には12番人気のシングウィズジョイが2着に入るなど、穴馬を輩出している。
府中牝馬S 【5.5.3.42】 勝率9.1%、連対率18.2%、複勝率23.6%
秋華賞 【2.3.1.22】 勝率7.1%、連対率17.9%、複勝率21.4%
オールカマー 【2.1.0.9】 勝率16.7%、連対率25.0%、複勝率25.0%
札幌記念 【1.0.1.1】 勝率33.3%、連対率33.3%、複勝率66.7%
鳴滝特別 【0.1.0.0】 勝率0.0%、連対率160.0%、複勝率160.0%
新潟記念 【0.0.1.2】 勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率33.3%
オークス 【0.0.1.1】 勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率50.0%
宝塚記念 【0.0.1.2】 勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率33.3%
ヴィクトリアM 【0.0.1.0】 勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率100.0%
1000万 【0.0.1.0】 勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率100.0%
前走・府中牝馬S組の着順別で見ると、1着【1.2.1.4】、2着【1.0.0.6】、3着【1.0.0.3】、4着【1.0.0.3】、5着【0.2.1.3】、6着以下【1.1.1.23】と着順は問わない。ただし、10着以下からの巻き返しはゼロ。
今年1着のイズジョーノキセキ、3着のアンドヴァラナウト、8着のクリノプレミアムは圏内だが、10着のアカイイトと15着のローザノワールには厳しいデータとなる。
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■秋華賞馬は現在4連敗中
前走・秋華賞組は【2.3.1.22】。2017年に5番人気のモズカッチャンが優勝して以降、3年連続で馬券外に終わっていたが、昨年7番人気のステラリアが2着で久々に好走馬を出した。しかし、その昨年は秋華賞馬のアカイトリノムスメは2番人気で7着、2019年もクロノジェネシスが2番人気5着に敗れるなど秋華賞馬は4連敗中。連勝は2013年のメイショウマンボまで遡る。
秋華賞馬の【1.0.0.4】に対し、2着馬は【0.2.0.3】、3着馬は【1.0.0.2】という数字を見れば、今年の秋華賞馬スタニングローズより同2着のナミュールに食指が動く。
なお、前走・オールカマー組は【2.1.0.9】だが、2016年以降は馬券に絡めず、昨年は1番人気6着のレイパパレをはじめ出走5頭が馬券外に沈んだ。一方で、前走・札幌記念組は【1.0.1.1】とサンプルこそ少ないがアベレージは高い。前走・京都大賞典組は【0.0.0.13】と大不振。
前走・オールカマーで1着のジェラルディーナ、3着のウインキートス、6着のデアリングタクト、前走・京都大賞典で3着のウインマイティーは割引く必要があり、前走・札幌記念で3着のウインマリリンは“買い”というのがデータ上の結論だ。
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文●SPREAD編集部